東京23区でも“警報級”の大雪となる恐れがある中、今後の雪の見通し、そして外出時の注意点などについて解説します。
【写真を見る】東京23区でも警報級の大雪か 今後の雪の見通しや外出時の注意点は?【Nスタ解説】
広瀬駿気象予報士:大雪は5日の午後7時から9時ぐらいが特にピークとなりそうです。内陸中心も降り積もる雪となり、東京都心でも道路に降り積もっていくような降り方となる可能性が高まっている状況です。日付が変わって雪雲が一旦、抜けても油断しないようにしてください。

6日の朝にもう一度、雪雲がかかって雪が強まる可能性があるので、6日の午前9時ぐらい、通勤・通学の時間帯にかけて警戒をするようお願いします。
6日夕方までの予想降雪量は、▼関東北部の山地で40センチ、▼関東北部の平地で15センチ、▼箱根~多摩や秩父で30センチ、▼関東南部の平地で15センチ、▼都心でも8センチの予想となっています。
関東各地は5日夜~6日午前中にかけて雪で、6日の日中~夕方ぐらいにかけても天気回復というわけではなく、雪や雨の降るところがありそうです。東京の3時間ごとの天気と気温の予想を見ると、5日午後6時が0.7度。これまで予想より1~2度低い状態が続いているので、この気温が続けば雪がさらに降ることを想定して備えをしてほしいと思います。
山内あゆキャスター:首都圏で大体このくらいの雪になると、こんな影響が出るという1つの目安があります。<積雪5センチ>鉄道=通勤・通学に影響が出始める道路=車はチェーン規制空の便=出発に遅れが出始める<積雪10センチ>鉄道=在来線:15~30分遅れ/東海道新幹線:徐行運転道路=首都高:一部通行止め空の便=遅れ・欠航が増加<積雪15センチ>鉄道=運転見合わせも道路=高速道路:一部通行止め/幹線道路:スリップ事故空の便=ほとんどの便で大幅な遅れ・欠航
では、6日の朝、出かけなければならない人にどんなものが必要になるでしょうか?やはり両手が使える方がいいということで、まずリュックサック。そしてしっかりとした手袋。転んでもすぐに手をつけるリュックを背負っていると、頭を打つことの防止にもなります。それから、しっかりとした靴も必要です。着脱式のゴム底といったものがホームセンターなどで売られているので大変便利です。