新型コロナウイルス禍の際に「水洗前に蓋を閉めた方がエアロゾルの飛散が少なくなる」と言われていましたが、Yahoo!ニュースによると、最新の研究ではどうやらそれは違っているとのことです。2月2日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』ではこの問題について、北野誠と氏田朋子が論議します。
コロナ禍以降、「トイレは蓋をしてから水を流してください」と掲示をしているところもあります。

開けたままで流したら、上に水しぶきも飛んでエアロゾルも空間に舞い上がるため、トイレの蓋は閉めてから流すのが一般常識、と思われていました。ところが最新の研究で、もともとトイレの蓋はエアロゾル飛散の予防に効果はないとわかりました。つまり、蓋を閉めて流そうが、開けて流そうが、エアロゾルは飛び散るのだそうです。閉めて流すとはねは少ないとは言え、便座の蓋には隙間があるため、ただ閉めただけでは意味がないとの結論に達しました。
蓋はもともと温水洗浄便座や暖房便座の断熱性を高めることと、便器のデザイン性を高めるためのものです。逆に、蓋があればエアロゾルの飛散は多少減りますが、便座の表面が強く汚染されることもあります。その場合、座る前に拭いた方がいいかもしれません。ただ、最新式の自動開閉タイプは、多少エアロゾルが飛び散りにくいとの結果も出ているそうです。
北野「この結果は、ちょっとびっくりしましたね」氏田「私、蓋を閉める時に、蓋を触るのが気になるんです」北野「オレも気になる。男女共用のトイレに行った時、男の人が立ってする場合、便座を上げてしますが、あの便座を触るのが嫌で。最近はどこでも便座に座ってします」「何年か前はそこまで考えなかったけど、コロナの影響は大きいですね」と北野はしみじみ言います。
氏田「男の人が便座を上げてトイレして、そのままの人もいますね。あれ一番ひどい!それ、触るのイヤだわ。この前、わからずに息子が下げずにそのまま座っていたことがあって…」北野「それは中国人の観光客向けに『これやめてください』と書いてある行為ですよ。うちの家は、俺専用の2階のトイレは便座閉じたままです。上げるのは掃除する時だけですよ」確かに便座を上げたままにするのはやめて欲しいものです。
氏田「この蓋問題は難しいですね」北野「最新式のピッタリ閉まるやつは、たぶん飛び散らないようになっているのでしょうね。だからといって、いつも泡がずっと溜まっていて、入ったら勝手に蓋が上がって、勝手に閉じてという最新式のは、全部やると60万くらいしますからね」氏田「そんなにかかるの?」北野「できることなら、大きい飲食店は男女分けておいて欲しいよね。まとめるとトイレの蓋にはエアロゾルを完全に抑え込む機能はない。それは隙間があるからということですよね」結局、トイレの蓋や便座に触れた後はしっかり手を洗うことが大事なようです。(みず)
北野誠のズバリ2024年02月02日13時19分~抜粋(Radikoタイムフリー)