青森県立中央病院(青森市)で昨年末以降、入院患者や委託業者のスタッフに感染性胃腸炎の院内感染が疑われる症状が相次ぎ、県は4日時点で感染が疑われる人数が計70人に達したと明らかにした。青森市保健所が3日から立ち入り調査を実施しているが、原因は判明していない。
【写真で見る】社会に衝撃を与えた事件 3日現在の入院患者数は298人。診療などに影響はなく、入院制限なども実施していないという。 県病院局によると、症状を訴えたのは入院患者68人、厨房(ちゅうぼう)に出入りし、配食などを担当するスタッフ2人。このうち患者1人は中等症という。12月31日に1人▽1月1日に2人▽2日に21人▽3日に34人▽4日に12人――が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えたという。 4日の段階では12の病棟のうち11病棟から患者が発生。看護師が病棟ごとに配置されていることなどから、県は厨房から感染が広がった可能性があると判断。3日の夕食以降、入院患者の食事には院内で備蓄する保存食を提供しており、5日の夕食までは同様の対応を続けるという。【江沢雄志】
3日現在の入院患者数は298人。診療などに影響はなく、入院制限なども実施していないという。
県病院局によると、症状を訴えたのは入院患者68人、厨房(ちゅうぼう)に出入りし、配食などを担当するスタッフ2人。このうち患者1人は中等症という。12月31日に1人▽1月1日に2人▽2日に21人▽3日に34人▽4日に12人――が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えたという。
4日の段階では12の病棟のうち11病棟から患者が発生。看護師が病棟ごとに配置されていることなどから、県は厨房から感染が広がった可能性があると判断。3日の夕食以降、入院患者の食事には院内で備蓄する保存食を提供しており、5日の夕食までは同様の対応を続けるという。【江沢雄志】