鳩山由紀夫元首相が４日、Ｘ（旧ツイッター）を更新。「東奥日報が『林芳正官房長官が志賀原発の変圧器で火災発生、消火済みと述べた』のでこの重大性を書いたところ、北陸電力が、作業員の誤認で調べたら火災はなかったと発表していた。火災がないに越したことはないが、作業員が何を火災と間違えたのか。では火もないのに消火済みとは？怪しさは消えず。」とつづった。
元日に起きた能登半島地震に関する２日の書き込みが波紋を呼んでいた。
「気になるのは志賀原発で、爆発音がして変圧器の配管が破損して３５００の油が漏れて火災が起きた。それでも大きな異常なしと言えるのか。被害を過小に言うのは原発を再稼働させたいからだろう」。志賀原発で火災が起きたと記した。
しかし、変圧器の火災は、作業員による誤認であることが確認されていた。にもかかわらず、鳩山氏は、削除や訂正をせず。
国民民主党から次期衆院選に立候補予定の長男、鳩山紀一郎氏が４日午後１時２０分、父のポストを引用し、「こちらのポストにつきまして、父には撤回を求めました」と書き込んだ。
それでも由紀夫氏はポストは残したままばかりか「怪しさは消えず」とあおる始末。この書き込みには、国民民主の玉木雄一郎代表が「最初に変圧器から油が大量に漏れたのでそれを『焦げ臭い『と作業員が認識し、手動のスプリンクラーを作動させたことを、急ぎ『火災→鎮火』と国に報告し官房長官もその旨発言。しかしその後、北陸電力が詳しく調べたら、油漏れだけで発火の事実はなかったことが確認され、その旨改めて発表したのが一連の経緯です。プレスリリースにも記載されています。」と説明した。
コメント欄には「なぜ、素直に誤報を拡散したことを認められない、謝れないのですか？」「どうしちゃったんですか」「まだ言うか」「スマホがあるんだから、自分で調べなさい」「諦めが悪い」など呆れる言葉が並んだ。