総務省は18日、手紙(25グラム以内の定形郵便物)の郵便料金の上限を84円から110円に引き上げる省令の改正案を公表した。はがきも63円から85円に値上げする。報道を受け、ネットでは衝撃が走っている。
産経ニュースによると、改正を経て日本郵便は来年秋にも値上げする意向で、消費税増税時を除き1994年以来30年ぶり。郵便事業は赤字に転落しており、事業維持のため見直しに踏み切る。また、50グラム以内の手紙については94円から110円にするほか、定形外郵便物などは約30%の値上げを検討している。一方、レターパックや速達などの一部は値上げ率を抑制する。
報道を受け、X(旧ツイッター)では「定形郵便」「郵便料金値上げ」「値上げ幅」などのワードがトレンドに。ネットユーザーからは「ちょっと値上げ幅が大きすぎる」「値上げ幅デカすぎだろ」といった不満や、「年賀状ますます減りそう」「いよいよ年賀状文化も終焉を迎えそうな予感」など、年賀状文化の衰退を加速させるといった声も少なくなかった。
メールやメッセージアプリでの連絡が一般化したことで「今なんかみんなメールやろ」「郵便も手紙とかはいらなくね?メールとかLINEで完結するし」といった反応も。その一方で「メルカリで普通郵便使ってたりするからこれはとても痛いな~」「グッズ交換してる身としては郵便の送料値上げきつい」「懸賞好きには死活問題」など、活用シーンをあげながら値上げを嘆く書き込みも見受けられた。