秋田県鹿角市議会は22日、「クマ対策に役立てて」と市に匿名で寄付された5000万円をもとに市が提出した有害鳥獣被害防止対策基金設置条例案を可決した。関厚市長は「多額の寄付をいただき、大変ありがたい。クマをはじめとする有害鳥獣被害対策に大切に使わせていただく」とコメントした。
【図解】クマに出くわした時、やってはいけない行動 同県では今年5月以降、ツキノワグマによる被害が多発し、クマ出没警報を発令中。同市農地林務課によると、市内での目撃・被害通報件数は11月末現在、前年度を186件上回る311件に上る。人身事故は同9件多い11件を数えており、市は10月に緊急対策本部を設置して啓発活動や捕獲に追われている。 こうした中で11月、「対策に生かしてほしい」と市に寄付金5000万円の申し出があったという。寄付者の氏名や年齢、性別、職業、住所などは本人の意向で公表していない。【田村彦志】
同県では今年5月以降、ツキノワグマによる被害が多発し、クマ出没警報を発令中。同市農地林務課によると、市内での目撃・被害通報件数は11月末現在、前年度を186件上回る311件に上る。人身事故は同9件多い11件を数えており、市は10月に緊急対策本部を設置して啓発活動や捕獲に追われている。
こうした中で11月、「対策に生かしてほしい」と市に寄付金5000万円の申し出があったという。寄付者の氏名や年齢、性別、職業、住所などは本人の意向で公表していない。【田村彦志】