元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が24日、「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)に出演し、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題で、広がる政治不信について言及した。
「ガソリン代が高くて、近場にしか行けない」「(政治家は)裏で自分たちの懐に入れているなんて」と物価高や裏金問題に怒る街の声に橋下氏は「多くの会社員の皆さまは年末調整で、どれだけ税金を払っているかが見える。税金も払わないおカネを政治家が裏金にして、自由に使っていた。それで国民に負担?」と同調する。
そのうえで「インボイスは基本的に賛成だが、膨大な事務を国民に負わせ、政治家たちがこんな状況。国民が大暴動を起こしてもおかしくない大問題」と事の重大さを指摘した。
また再発防止に向け、原則、会計責任者しか責任が問われない政治資金規制法の改正のほかに「派閥に頼らない党組織をつくってもらいたい。おカネが権力の源泉。派閥にもうおカネがいかないようにすることが重要」と説いた。