薬物事件に端を発し、廃部の危機にある日本大学アメフト部。30日、現役部員2人がJNNの取材に応じ、複雑な心境を明かしました。【写真を見る】【独自】「もう一度再建のチャンスを」日大現役アメフト部員が激白、あす廃部の最終結論を前に…【Nスタ解説】日大現役アメフト部員が激白 薬物について「噂も全くない」「全然知らなかった」30日午後3時すぎ、日本大学アメフト部の現役部員が、JNNのカメラに心境を語りました。――寮などで生活していく中で、薬物などの噂はもう全くなかった?日大現役アメフト部員「全くないです」「寮もそういう話は全くなくて、管理もしっかりしていた。全然知りませんでした」「本当に信じられないというか、何かの間違いだろうと思いました」
2人の部員は、薬物の噂も聞いたことがないと話します。日大現役アメフト部員「自分自身、元々双子で片方が関学(関西学院大学)に行って、僕が日大に行って。甲子園ボウルの決勝で戦えたらいいな、と約束をしてて。それで日大で日本一になりたいと思って入りました」「本当に潔白である生徒が大多数で、数人のせいで、この生活が奪われるっていうのが、どうしてもチーム競技とはいえど、納得できないというか、受け入れられない。いま残された者たちにしてみれば、そういった部分が一番強いんではないかと思っています」――いま一度聞きますが、麻薬というのは全く見聞きしたことはなかったですか?「全くないです」――一度もないですか?「一度もないです」――噂についてはどうですか?「全くないです」日大現役アメフト部員が激白 「突然『廃部』というメールが来た」アメフト部の“廃部”については…日大現役アメフト部員「突然メール来たんで、それに関しては受け入れるのに時間がかかったというか、受け入れられてない状況です」「そのメールを見たときは、最初はなんて書いてあるかも分からないぐらい動揺して、自分の中で納得いくというか、なかなか納得できなくて。ずっと毎週のミーティングで『来年のシーズンに向けてやっていこう』という話し合いをしていて、まとまっていたので。突然『廃部』というメールが来たので。なかなか受け入れられはしませんでした」「自分たちの望みとしては、廃部にならないことが一番なので、まずそれが、廃部っていうのが撤回されて、アメフト部にもう一度、立ち直れるチャンスっていうのを、再建できるチャンスっていうのを、もらいたいなというのが一番です」「署名を集めることしか、選手たち、学生たちは、することしかできないので、再開できるかわからないけど、ちょっとでも再開できればと思って。それで、みんな、ちょっとした望みでも、再開に向けて名前をみんな書いてくれて、学校側に通るかわからないですけど、訴えているっていう感じです」『再建のチャンスが欲しい』と語りました。日大現役アメフト部員「大多数が潔白の中、廃部になるというのは非常に不本意なことなので、しっかりと対策をした上で、私達にもう一度チャンスが欲しいと、そういう思いでこの取材に臨みました」「再開できたら、膿を絶対に出し切るので、なので、自分たちはアメフトをやりたい。やらせてもらえるように、ちょっとでもみんなに応援してもらって、支持されるように、アメフトを1日でも早く再開して、目標に向かって、練習できるために、取材をお願いしました」「大多数が潔白」も突然の“廃部”方針 部員たちへのケアは?井上貴博キャスター:今回のインタビューというのは部員の主張なので、大学側の主張もあるかと思います。しかし、学生らが言っていたのは、1人目の逮捕者が出たときに、すぐに集まることは許されなかったが、連絡を取り合って改善点を話し合っていた。1か月ほど前に、ようやく集まることが認められ、そこで話し合いをして「これからこういうことをやっていきたい」ということを上にあげようとしていた最中、連絡が来て“廃部”ということが決まった。しかも、その理由は聞かされていない。結局、大学はどこを見ているのかな、というのを感じてしまったのですが。大学ジャーナリスト 石渡嶺司氏:特に何も付帯条件がないままに、廃部の話が先行して出る、という点はかなり驚きました。2つの点で無責任だからです。まず監督や、関係者の処分を大学が認定したわけでもない。30日になって、文科省に提出した報告書で、監督やその他の関係者の責任等は認定してますが、他の大学では、もっと早くできて当たり前なんですよ。それをやらないまま、部の廃止が先に来てしまうというのは、かなり無責任だなと思いました。それと合わせて、廃部にするのは不可避だったとしても、やはり学生に対して、あるいは入学予定の高校生に対する心のケア、あるいは支援や補償、そういった点も付帯条件として明らかにすべきだったと思います。その2つの点で、ちょっと無責任だなと思いました。ホラン千秋キャスター:大学の組織としての幹部の皆さんが、全く一枚岩になれていない状況で廃部という情報が出てくる。いま、日大アメフト部をどうするのかという部分は、誰がどのようにして話し合っているんでしょうか。石渡嶺司氏:もちろん林理事長も、それ以外の経営幹部も「日大を良くしよう」という思いはお持ちだと思います。ただ、それ以上に自己保身があまりにも先行してしまっている。それが“日大迷走劇場”を長引かせているのかなと見ています。日大アメフト部 今後はどうなる…?井上キャスター:どうしても大人の理論でどんどん進んでいってしまう。本来であれば、守られるべき学生が守られていないような印象を受けます。先ほどの現役部員は「日大アメフト部員は約120人、関係者を含むともっと多くなる。寮に住むのは30人弱」だと話をしていました。寮で暮らしている学生は、少数派であることがわかります。また、監督と直接会う機会については「まだない。話し合うことができていない」。思いを大学関係者に直接伝える機会は「(廃部と聞き)代表者何名かが伺ったが、廃部理由などは現時点でも理由は聞かされていない」。これらは学生側の主張なので、大学側に他の言い分があるかもしれません。大学に裏切られたという気持ちありますか?と問うと、ぐっと言葉を飲んで、「裏切られたというよりも、まだこれからですけど」と話をしていたんですよね。やはり、大人への思いっていうのは感じてるのかなというふうに思いました。田中ウルヴェ京さん:言葉の選び方はすごく丁寧にされてるんだろうな、という印象はとても受けました。一方で、わからないところが何かというと、「やれることをやろうとしたのに、やらせてもらえなかった」というところが、どこの部分であり、そして今やっていることがどこまでか、ということもおそらく言わせてもらえないのかもしれない、とか。見える部分と見えない部分ってあるので、学生の皆さんが一丸となって何かをやろうとしたときに、やはりメディアよりも、本来は一番身近なステークホルダーである監督や、あるいは部長だったり、というようなところから話が本来は届くべきなのに、そこがどうなってるのかっていう。そのコミュニケーションのスムーズさですよね。そこにはすごく疑問を感じます。ホランキャスター:今のところ廃部へという動きですが、「廃部はさすがに厳しすぎるのではないか」という署名活動も始まっている中で、今後どうなっていくというふうに見られているでしょうか?石渡嶺司氏:廃部は今のペースでいくと避けられないかな、と思ってます。そうなると、学生としては、自主的に活動する「同好会」ということでやっていくしかないかな、と見ています。
薬物事件に端を発し、廃部の危機にある日本大学アメフト部。30日、現役部員2人がJNNの取材に応じ、複雑な心境を明かしました。
【写真を見る】【独自】「もう一度再建のチャンスを」日大現役アメフト部員が激白、あす廃部の最終結論を前に…【Nスタ解説】日大現役アメフト部員が激白 薬物について「噂も全くない」「全然知らなかった」30日午後3時すぎ、日本大学アメフト部の現役部員が、JNNのカメラに心境を語りました。――寮などで生活していく中で、薬物などの噂はもう全くなかった?日大現役アメフト部員「全くないです」「寮もそういう話は全くなくて、管理もしっかりしていた。全然知りませんでした」「本当に信じられないというか、何かの間違いだろうと思いました」
2人の部員は、薬物の噂も聞いたことがないと話します。日大現役アメフト部員「自分自身、元々双子で片方が関学(関西学院大学)に行って、僕が日大に行って。甲子園ボウルの決勝で戦えたらいいな、と約束をしてて。それで日大で日本一になりたいと思って入りました」「本当に潔白である生徒が大多数で、数人のせいで、この生活が奪われるっていうのが、どうしてもチーム競技とはいえど、納得できないというか、受け入れられない。いま残された者たちにしてみれば、そういった部分が一番強いんではないかと思っています」――いま一度聞きますが、麻薬というのは全く見聞きしたことはなかったですか?「全くないです」――一度もないですか?「一度もないです」――噂についてはどうですか?「全くないです」日大現役アメフト部員が激白 「突然『廃部』というメールが来た」アメフト部の“廃部”については…日大現役アメフト部員「突然メール来たんで、それに関しては受け入れるのに時間がかかったというか、受け入れられてない状況です」「そのメールを見たときは、最初はなんて書いてあるかも分からないぐらい動揺して、自分の中で納得いくというか、なかなか納得できなくて。ずっと毎週のミーティングで『来年のシーズンに向けてやっていこう』という話し合いをしていて、まとまっていたので。突然『廃部』というメールが来たので。なかなか受け入れられはしませんでした」「自分たちの望みとしては、廃部にならないことが一番なので、まずそれが、廃部っていうのが撤回されて、アメフト部にもう一度、立ち直れるチャンスっていうのを、再建できるチャンスっていうのを、もらいたいなというのが一番です」「署名を集めることしか、選手たち、学生たちは、することしかできないので、再開できるかわからないけど、ちょっとでも再開できればと思って。それで、みんな、ちょっとした望みでも、再開に向けて名前をみんな書いてくれて、学校側に通るかわからないですけど、訴えているっていう感じです」『再建のチャンスが欲しい』と語りました。日大現役アメフト部員「大多数が潔白の中、廃部になるというのは非常に不本意なことなので、しっかりと対策をした上で、私達にもう一度チャンスが欲しいと、そういう思いでこの取材に臨みました」「再開できたら、膿を絶対に出し切るので、なので、自分たちはアメフトをやりたい。やらせてもらえるように、ちょっとでもみんなに応援してもらって、支持されるように、アメフトを1日でも早く再開して、目標に向かって、練習できるために、取材をお願いしました」「大多数が潔白」も突然の“廃部”方針 部員たちへのケアは?井上貴博キャスター:今回のインタビューというのは部員の主張なので、大学側の主張もあるかと思います。しかし、学生らが言っていたのは、1人目の逮捕者が出たときに、すぐに集まることは許されなかったが、連絡を取り合って改善点を話し合っていた。1か月ほど前に、ようやく集まることが認められ、そこで話し合いをして「これからこういうことをやっていきたい」ということを上にあげようとしていた最中、連絡が来て“廃部”ということが決まった。しかも、その理由は聞かされていない。結局、大学はどこを見ているのかな、というのを感じてしまったのですが。大学ジャーナリスト 石渡嶺司氏:特に何も付帯条件がないままに、廃部の話が先行して出る、という点はかなり驚きました。2つの点で無責任だからです。まず監督や、関係者の処分を大学が認定したわけでもない。30日になって、文科省に提出した報告書で、監督やその他の関係者の責任等は認定してますが、他の大学では、もっと早くできて当たり前なんですよ。それをやらないまま、部の廃止が先に来てしまうというのは、かなり無責任だなと思いました。それと合わせて、廃部にするのは不可避だったとしても、やはり学生に対して、あるいは入学予定の高校生に対する心のケア、あるいは支援や補償、そういった点も付帯条件として明らかにすべきだったと思います。その2つの点で、ちょっと無責任だなと思いました。ホラン千秋キャスター:大学の組織としての幹部の皆さんが、全く一枚岩になれていない状況で廃部という情報が出てくる。いま、日大アメフト部をどうするのかという部分は、誰がどのようにして話し合っているんでしょうか。石渡嶺司氏:もちろん林理事長も、それ以外の経営幹部も「日大を良くしよう」という思いはお持ちだと思います。ただ、それ以上に自己保身があまりにも先行してしまっている。それが“日大迷走劇場”を長引かせているのかなと見ています。日大アメフト部 今後はどうなる…?井上キャスター:どうしても大人の理論でどんどん進んでいってしまう。本来であれば、守られるべき学生が守られていないような印象を受けます。先ほどの現役部員は「日大アメフト部員は約120人、関係者を含むともっと多くなる。寮に住むのは30人弱」だと話をしていました。寮で暮らしている学生は、少数派であることがわかります。また、監督と直接会う機会については「まだない。話し合うことができていない」。思いを大学関係者に直接伝える機会は「(廃部と聞き)代表者何名かが伺ったが、廃部理由などは現時点でも理由は聞かされていない」。これらは学生側の主張なので、大学側に他の言い分があるかもしれません。大学に裏切られたという気持ちありますか?と問うと、ぐっと言葉を飲んで、「裏切られたというよりも、まだこれからですけど」と話をしていたんですよね。やはり、大人への思いっていうのは感じてるのかなというふうに思いました。田中ウルヴェ京さん:言葉の選び方はすごく丁寧にされてるんだろうな、という印象はとても受けました。一方で、わからないところが何かというと、「やれることをやろうとしたのに、やらせてもらえなかった」というところが、どこの部分であり、そして今やっていることがどこまでか、ということもおそらく言わせてもらえないのかもしれない、とか。見える部分と見えない部分ってあるので、学生の皆さんが一丸となって何かをやろうとしたときに、やはりメディアよりも、本来は一番身近なステークホルダーである監督や、あるいは部長だったり、というようなところから話が本来は届くべきなのに、そこがどうなってるのかっていう。そのコミュニケーションのスムーズさですよね。そこにはすごく疑問を感じます。ホランキャスター:今のところ廃部へという動きですが、「廃部はさすがに厳しすぎるのではないか」という署名活動も始まっている中で、今後どうなっていくというふうに見られているでしょうか?石渡嶺司氏:廃部は今のペースでいくと避けられないかな、と思ってます。そうなると、学生としては、自主的に活動する「同好会」ということでやっていくしかないかな、と見ています。
30日午後3時すぎ、日本大学アメフト部の現役部員が、JNNのカメラに心境を語りました。
――寮などで生活していく中で、薬物などの噂はもう全くなかった?
日大現役アメフト部員「全くないです」「寮もそういう話は全くなくて、管理もしっかりしていた。全然知りませんでした」「本当に信じられないというか、何かの間違いだろうと思いました」
2人の部員は、薬物の噂も聞いたことがないと話します。
日大現役アメフト部員「自分自身、元々双子で片方が関学(関西学院大学)に行って、僕が日大に行って。甲子園ボウルの決勝で戦えたらいいな、と約束をしてて。それで日大で日本一になりたいと思って入りました」
「本当に潔白である生徒が大多数で、数人のせいで、この生活が奪われるっていうのが、どうしてもチーム競技とはいえど、納得できないというか、受け入れられない。いま残された者たちにしてみれば、そういった部分が一番強いんではないかと思っています」
――いま一度聞きますが、麻薬というのは全く見聞きしたことはなかったですか?「全くないです」――一度もないですか?「一度もないです」――噂についてはどうですか?「全くないです」
アメフト部の“廃部”については…
日大現役アメフト部員「突然メール来たんで、それに関しては受け入れるのに時間がかかったというか、受け入れられてない状況です」
「そのメールを見たときは、最初はなんて書いてあるかも分からないぐらい動揺して、自分の中で納得いくというか、なかなか納得できなくて。ずっと毎週のミーティングで『来年のシーズンに向けてやっていこう』という話し合いをしていて、まとまっていたので。突然『廃部』というメールが来たので。なかなか受け入れられはしませんでした」
「自分たちの望みとしては、廃部にならないことが一番なので、まずそれが、廃部っていうのが撤回されて、アメフト部にもう一度、立ち直れるチャンスっていうのを、再建できるチャンスっていうのを、もらいたいなというのが一番です」
「署名を集めることしか、選手たち、学生たちは、することしかできないので、再開できるかわからないけど、ちょっとでも再開できればと思って。それで、みんな、ちょっとした望みでも、再開に向けて名前をみんな書いてくれて、学校側に通るかわからないですけど、訴えているっていう感じです」
『再建のチャンスが欲しい』と語りました。
日大現役アメフト部員「大多数が潔白の中、廃部になるというのは非常に不本意なことなので、しっかりと対策をした上で、私達にもう一度チャンスが欲しいと、そういう思いでこの取材に臨みました」
「再開できたら、膿を絶対に出し切るので、なので、自分たちはアメフトをやりたい。やらせてもらえるように、ちょっとでもみんなに応援してもらって、支持されるように、アメフトを1日でも早く再開して、目標に向かって、練習できるために、取材をお願いしました」
井上貴博キャスター:今回のインタビューというのは部員の主張なので、大学側の主張もあるかと思います。
しかし、学生らが言っていたのは、1人目の逮捕者が出たときに、すぐに集まることは許されなかったが、連絡を取り合って改善点を話し合っていた。
1か月ほど前に、ようやく集まることが認められ、そこで話し合いをして「これからこういうことをやっていきたい」ということを上にあげようとしていた最中、連絡が来て“廃部”ということが決まった。しかも、その理由は聞かされていない。
結局、大学はどこを見ているのかな、というのを感じてしまったのですが。
大学ジャーナリスト 石渡嶺司氏:特に何も付帯条件がないままに、廃部の話が先行して出る、という点はかなり驚きました。2つの点で無責任だからです。
まず監督や、関係者の処分を大学が認定したわけでもない。30日になって、文科省に提出した報告書で、監督やその他の関係者の責任等は認定してますが、他の大学では、もっと早くできて当たり前なんですよ。それをやらないまま、部の廃止が先に来てしまうというのは、かなり無責任だなと思いました。
それと合わせて、廃部にするのは不可避だったとしても、やはり学生に対して、あるいは入学予定の高校生に対する心のケア、あるいは支援や補償、そういった点も付帯条件として明らかにすべきだったと思います。
その2つの点で、ちょっと無責任だなと思いました。
ホラン千秋キャスター:大学の組織としての幹部の皆さんが、全く一枚岩になれていない状況で廃部という情報が出てくる。いま、日大アメフト部をどうするのかという部分は、誰がどのようにして話し合っているんでしょうか。
石渡嶺司氏:もちろん林理事長も、それ以外の経営幹部も「日大を良くしよう」という思いはお持ちだと思います。ただ、それ以上に自己保身があまりにも先行してしまっている。それが“日大迷走劇場”を長引かせているのかなと見ています。
井上キャスター:どうしても大人の理論でどんどん進んでいってしまう。本来であれば、守られるべき学生が守られていないような印象を受けます。
先ほどの現役部員は「日大アメフト部員は約120人、関係者を含むともっと多くなる。寮に住むのは30人弱」だと話をしていました。寮で暮らしている学生は、少数派であることがわかります。
また、監督と直接会う機会については「まだない。話し合うことができていない」。思いを大学関係者に直接伝える機会は「(廃部と聞き)代表者何名かが伺ったが、廃部理由などは現時点でも理由は聞かされていない」。これらは学生側の主張なので、大学側に他の言い分があるかもしれません。
大学に裏切られたという気持ちありますか?と問うと、ぐっと言葉を飲んで、「裏切られたというよりも、まだこれからですけど」と話をしていたんですよね。やはり、大人への思いっていうのは感じてるのかなというふうに思いました。
田中ウルヴェ京さん:言葉の選び方はすごく丁寧にされてるんだろうな、という印象はとても受けました。
一方で、わからないところが何かというと、「やれることをやろうとしたのに、やらせてもらえなかった」というところが、どこの部分であり、そして今やっていることがどこまでか、ということもおそらく言わせてもらえないのかもしれない、とか。
見える部分と見えない部分ってあるので、学生の皆さんが一丸となって何かをやろうとしたときに、やはりメディアよりも、本来は一番身近なステークホルダーである監督や、あるいは部長だったり、というようなところから話が本来は届くべきなのに、そこがどうなってるのかっていう。そのコミュニケーションのスムーズさですよね。そこにはすごく疑問を感じます。
ホランキャスター:今のところ廃部へという動きですが、「廃部はさすがに厳しすぎるのではないか」という署名活動も始まっている中で、今後どうなっていくというふうに見られているでしょうか?