山梨県内の山林で18歳の女性が遺体で見つかった事件で、死亡した野本結梨香さん=東京都江戸川区=がこの春まで通っていた東京都内の高校の副校長が1日、毎日新聞の取材に応じた。「卒業後『人助けをしたい』と介護施設に就職し、精いっぱいやっていると聞いていた」と話し、無念さをにじませた。
【写真】女性の遺体が見つかったとみられる現場付近 副校長によると、野本さんは在学中、バスケットボール部のマネジャーを務めるなど「人の世話をすることが好きな生徒」だったという。卒業後の進路は「先生や友人など周囲の人たちに支えられて、ここまでくることができた。今度は自分が助ける側になりたい」と、介護職を選んだ。

卒業式の当日、担任や養護教諭に感謝の思いを伝える手紙を渡し、その後も教諭と連絡を取り合っていたという。副校長は「仲の良い友人もいて、心の優しい子だった」と話した。 野本さんが行方不明になっていると、警視庁から連絡があったのは11月上旬。家族が行方不明者届を出した直後とみられ「元気にしていると聞いていたのに。担任だった教諭らも非常にショックを受けている」とうなだれた。 一方、野本さんの遺体を遺棄した容疑で逮捕された渥美遼馬容疑者(31)は江戸川区内の一軒家に住んでおり、近隣の男性(72)によると、1~2年前に引っ越してきたという。男性は「口数は少なかった。3カ月ほど前には部屋の窓を目張りしていて、その頃から姿を見かけなくなった」と振り返る。また、親族の男性(67)は4~5月ごろ、渥美容疑者から「年下の女性と付き合うようになった」と聞いたが、6月以降は音信不通だったという。【菅健吾】
副校長によると、野本さんは在学中、バスケットボール部のマネジャーを務めるなど「人の世話をすることが好きな生徒」だったという。卒業後の進路は「先生や友人など周囲の人たちに支えられて、ここまでくることができた。今度は自分が助ける側になりたい」と、介護職を選んだ。
卒業式の当日、担任や養護教諭に感謝の思いを伝える手紙を渡し、その後も教諭と連絡を取り合っていたという。副校長は「仲の良い友人もいて、心の優しい子だった」と話した。
野本さんが行方不明になっていると、警視庁から連絡があったのは11月上旬。家族が行方不明者届を出した直後とみられ「元気にしていると聞いていたのに。担任だった教諭らも非常にショックを受けている」とうなだれた。
一方、野本さんの遺体を遺棄した容疑で逮捕された渥美遼馬容疑者(31)は江戸川区内の一軒家に住んでおり、近隣の男性(72)によると、1~2年前に引っ越してきたという。男性は「口数は少なかった。3カ月ほど前には部屋の窓を目張りしていて、その頃から姿を見かけなくなった」と振り返る。また、親族の男性(67)は4~5月ごろ、渥美容疑者から「年下の女性と付き合うようになった」と聞いたが、6月以降は音信不通だったという。【菅健吾】