「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏(51)が5日、自身のユーチューブチャンネルに「東京都の高校授業料無償化が愚策すぎるので解説します」と題した新たな動画を投稿。高校授業料無償化に対して私見を述べた。
東京都が2024年度から、私立を含む全ての高校の授業料を実質無償化する方針を固めたことが同日、分かった。子育て支援の一環で、現在設けている所得制限を撤廃する方向で検討している。都は現在、都内の高校の授業料について、年収910万円未満の世帯を対象に、国と共に都立高は約12万円、私立高は約47万円を上限に助成している。物価高騰などによる経済的負担を踏まえ、所得制限を撤廃するとみられる。
堀江氏は「正直これ僕はめちゃくちゃ愚策だと思います」とキッパリ。「高校の進学率もう90数パーセントを超えているような状況。正直、普通科の高校にいま行っても何の潰しも利きません」と言い放ち、「高校誰でも行ってるんだから、誰でも行けるんだから。行こうが行くまいが実は関係ないですよね」と実態を解説した。
そして「高校に行かなければ就職ができない、とかわけわかんない。そういうことで学校を選ぶのマジ止めてほしいんですよね」とした上で、「それに我々の税金が使われるとか、ホント腹が立つ」と私見を述べた。そしてGoogleとか生成AIとかの全盛の時代に、高校では暗記偏重の教育を行われていることについて「時代を3周遅れくらいしてますよ」と声を荒げた。
堀江氏は「ほんとにやるんだったら、専門学校的なところとか。手に職をつけた方がいいんですよ」と提案した。「頭が悪いやつがいくら勉強したって、脳の能力が低いんだから、頭が良くなるわけはないんですよね」とし、「だいたいね、高校で勉強してないでしょ。みんな」と現状を説明。「はっきり言って教育はワークしてないと思う」と断言し、施策への反対を訴えた。