「廃部」をめぐって揺れる日本大学アメフト部について、大学側はあす夜、部員らに対し説明会を開く予定です。JNNは、監督や部員が意見し合う“内部情報”を入手。そこから見える本音とは。
日大アメフト部 中村敏英監督(1日の投稿)「おかしいと思っています」
JNNが入手した、日大アメフト部の“内部情報”。監督やコーチ、全ての部員が閲覧・投稿できる連絡網です。中村敏英監督の投稿には、公判中の教え子、北畠成文被告への思いが綴られていました。
日大アメフト部 中村敏英監督(3日の投稿)「私は今でも、彼が自分から認めた事は良かったと思っています」
1日の初公判。北畠被告は発覚時のやりとりとして…
北畠被告「(Q.見つかった時の監督の反応は?)『沢田さんに見つかってよかった』と。沢田副学長がもみ消すと思いました」
この証言について監督は、“主旨が異なる”として反論。
日大アメフト部 中村敏英監督(3日の投稿)「私は、沢田副学長が『悪いことをしたのであれば自ら反省して自首する事が今できる最善』とずっとおっしゃっていたので、『自ら申し出れて良かったな』という主旨の発言をしました」
食い違う主張。いずれにせよ、名門アメフト部は“廃部の危機”にあります。
きのう、林理事長は…
日本大学 林真理子理事長「(Q.林理事長としては廃部・存続の意見は?)継続審議中でございますので、ちょっと私の考えはご容赦いただきたいと」
アメフト部の処遇をめぐってきょう、文部科学大臣は…
盛山正仁文科大臣「日本大学側で学生に配慮したうえでの取り組みを進めていただきたい」
関係者によると、大学側はあす夜、アメフト部の部員らに対し説明会を行う予定だということです。
ただ、当初、部員からは、「当事者が先ではないのか」「人生が懸っている」など、“切実な思い”が噴出。これに対し1日午後、説明会開催の案内を送った監督は…
日大アメフト部 中村敏英監督(1日の投稿)「私も廃部(方針)に至る経緯、連絡の仕方や日時設定はおかしいと思っていますが、とにかく送るようにと言われ、何度も催促が来て(説明会の案内を)送るに至りました」
“棚上げ状態”のアメフト部の処遇については、年内に決まる見通しです。