長崎県佐世保市教育委員会は6日、市立中学校の男性教諭が、「車にひかれてこい」などと生徒に暴言を吐いていたことを明らかにした。
市教委は「教諭の指導は不適切だった」として、処分などの対応を検討している。
市教委によると、教諭は昨年度から今年8月頃にかけ、授業中に、特定の生徒1人に対し、「ブタ」「クマ」と繰り返し呼んだ。また、同月頃、教諭が顧問を務める部活動で、自宅から忘れ物を取って戻った部員2人に「車にひかれたかと思った。一度ひかれてこい」と発言したという。
部員の保護者から学校に苦情があり、発覚した。市教委に対し、教諭は「コミュニケーションの一環で、冗談のつもりだった」などと話したという。教諭は生徒らに謝罪し、部活動の指導から外れた。暴言を受けた生徒らはいずれも登校しているという。