茨城県の日立市役所と東海村役場に相次いで車が突っ込んだ事件で、県警は6日、車を運転していた日立市久慈町、自称運転手の益子泰(ゆたか)容疑者(53)を、東海村役場に対する建造物損壊容疑で逮捕した。
捜査関係者によると、益子容疑者は二つの事故について関与を認め、「東海村に恨みがあった」という趣旨の供述をしているという。
◇ 6日午後1時頃、茨城県日立市の市役所前広場に乗用車が侵入し、地元消防によると、複数人をはね、20~40歳代の男女3人が病院に搬送された。意識はあるという。広場では当時、障害のある人が製作した作品を展示・販売するイベントが行われていた。
また、南西に約15キロ離れた同県東海村で午後1時半頃、「村役場の正面玄関に乗用車が突っ込んだ」と119番があった。消防が車を運転していた50歳代の男を病院に搬送した。