茨城県日立市の日立市役所の広場に車が突っ込み、3人がけがをし、直後におよそ20キロ離れた東海村の役場でも車が突っ込んだ事件で、関与したとみられる2台の車両の名義が、東海村役場に突っ込んだ車に乗っていた男の家族であることが、捜査関係者への取材で明らかになった。
6日午後1時ごろ日立市役所の広場で「イベント会場に車が侵入してきて立ち去った」と119番通報があった。
突っ込んだのは黒い車で、当時広場では障害者週間のイベントが行われていたが、広場にいたスタッフの女性と参加者の男性2人のあわせて3人がけがをした。いずれも意識はあるという。
また、消防によると30分後には東海村役場の正面玄関に白い車が突っ込み、運転していた50代の男がけがをした。
捜査関係者によると、この2台の車の名義は、いずれも男の家族であり、警察は、この男が車を乗り換えて、日立市役所にも突っ込んだとみて、男から事情を聞き、関連を調べている。
また男が「役所に恨みがあった」と話しているという情報もあるという。