立憲民主党の重徳和彦衆院議員が、2023年12月3日に「週刊文春」で、強引に胸を触るなどのわいせつ疑惑が報じられたことを受け、6日に会見を行った。重徳議員はわいせつ疑惑は「事実無根」「あらぬ疑いをかけられております」と主張。報道で相手女性に後日ショートメールで送ったとされる「行き過ぎた顰蹙な行動」への謝罪についても説明した。
文春報道によると、重徳議員は22年4月、懇親会の帰りに同じ車に乗った相手女性に対し、強引に胸を触るなどわいせつな行為をしたとされている。相手女性は愛知県警に被害届を提出し、受理されているという。
重徳議員は会見で、一部報道を「事実と違うストーリー」だと主張し、一連の経緯を説明した。
相手女性は重徳議員の支援者である一方、相手女性の陳情に対する重徳議員の事務所の対応に不満を持っており、トラブルになっていたという。相手女性の陳情を直接聞き、関係改善をはかるため、別の支援者が相手女性を懇親会に呼んだものの、重徳議員は別の人たちと談笑してしまい、相手女性と話すことができなかったとした。
車内では、「私自身の認識は、相手の方が私に体を寄せてきた」といい、押し戻すように「体勢を立て直すために肩に触れた」という。
その上で、相手女性がわいせつ行為をされたと主張している理由を次のように推測した。
文春報道では、重徳議員は懇親会の翌日、相手女性にショートメールで「酔っ払いの醜態」「行き過ぎた顰蹙な行動」に対しお詫びするメッセージを送ったという。
これについて、ショートメールの内容は事実であると認めたものの、帰りの車内での出来事についての謝罪ではなく「これまで一連の背景も含めて誠心誠意、お詫びをしなきゃという思いで使った言葉」とし、懇親会で陳情を聞けなかったことへのお詫びだと主張した。
さらに、重徳議員は後日相手女性への謝罪の場を設け、車内での出来事に触れて謝罪の言葉を述べたと文春は報じている。しかし重徳議員はこれも、懇親会で陳情を聞けなかったことに対する謝罪だと主張する。
さらにその時点で相手女性は、車内での出来事のみを取り上げて怒っていたわけではないともした。