岸田文雄首相は7日、自民党政調会長だった2019年にギングリッチ元米下院議長と面会した際、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係者が同席していたとの朝日新聞報道に関し、「同行者の中に関係者がいたとしても旧統一教会と関係を持っていたとの指摘は当たらない」と語った。
ギングリッチ氏に事実関係を確認するため接触を試みていることも明らかにした。首相官邸で記者団の取材に語った。
朝日新聞はギングリッチ氏が旧統一教会関連団体トップの同席を認めたと報じた。首相は「記事は承知している」と説明。その上で、「私自身、同行者が誰だったかを承知していないという認識は変わらない」とも強調した。
面会は教団関係者側が手配したとの報道については「当時の関係者に当たったが確認されていない」とし、「あくまでもギングリッチ氏との面会が申し込まれ、元外相の立場で会った」と述べた。