〈《木原事件に新証拠》遺族が上申書を警視庁と検察庁に提出していた!《死体検案書には覚醒剤の血中濃度や傷の角度が…》〉から続く
木原誠二前官房副長官の妻X子さんの元夫・安田種雄さんが怪死した“木原事件”を巡り、種雄さんの遺族が12月7日、「捜査を尽くした上での事件の真相解明」を求める署名活動を始めたことが「週刊文春」の取材で分かった。
【画像】亡くなった種雄さん(遺族提供)
種雄さんの遺族 文藝春秋
事件は2006年に発生。事件性が疑われ、司法解剖も行われたが、捜査は中断。その後、事件発生から12年後の2018年に警視庁捜査一課などによる再捜査が行われたが、突如、捜査が終了した。この時、X子さんは木原氏の妻となっていた。
2023年7月に「週刊文春」がこの事件の経緯を詳しく報じたが、露木康浩警察庁長官が7月13日に「事件性は認められない」と発言。これに対し、X子さんの取調官を務めた警視庁捜査一課元警部補の佐藤誠氏が実名で「週刊文春」に登場し、「事件性はある」と反論。事件の存在に注目が集まっていた。
そんな中、10月18日に種雄さんの遺族が当初の捜査を担当した警視庁大塚警察署に「被疑者不詳の殺人」で告訴状を提出。25日に告訴状は正式に受理され、“再捜査の再捜査”が始まっていた。
署名を求めるサイト「Voice」で、種雄さんの遺族はこう綴っている。
〈私たちの愛する家族である種雄がなぜ28歳という未来ある若さで死ななければならなかったのか、私たちは真実を知りたいのです〉
〈警察や政権は権力を私物化することなく、法の正義の下、捜査をきちんと尽くし、損なわれた行政に対する信頼を取り戻す必要があるのではないでしょうか。そのためにも皆さまの声に助けていただき、世論に訴えたいと考え、この活動を立ち上げました〉
種雄さんの遺族は、集まった署名を東京地方検察庁に提出する意向だという。◇◇◇ 現在配信中の「週刊文春電子版」では、“木原事件”の続報を掲載中だ。死体検案書の内容から浮かび上がる他殺であることの「新証拠」に加え、X子さんの取調官だった佐藤誠氏や法医学の権威による死体検案書に対する見解などを詳報している。(「週刊文春」編集部/週刊文春)
種雄さんの遺族は、集まった署名を東京地方検察庁に提出する意向だという。
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現在配信中の「週刊文春電子版」では、“木原事件”の続報を掲載中だ。死体検案書の内容から浮かび上がる他殺であることの「新証拠」に加え、X子さんの取調官だった佐藤誠氏や法医学の権威による死体検案書に対する見解などを詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春)