新潟の繁華街で横行する“客引き”行為。その取り締まりに、取材班が密着した。
忘年会シーズン。新潟市の繁華街で今、しつこい客引きが横行している。
通行人に「お探しは?キャバクラとか」と話しかける客引き。中には“ぼったくり”の飲食店などに呼び込む者もいた。
新潟県では、不当な客引き行為が禁止されているが、いまだに後を絶たない。
検挙のため、捜査員たちがスーツ姿で街に向かう。
するとさっそく、客引きが「お探しは?」と捜査員に話しかけた。しかし、取り締まりを警戒してか、具体的に何の勧誘かを口にしなかった。
捜査員は「(客を)選んでいますね。完全に選んでいる」と分析。別の場所では、客引きが現行犯逮捕されていた。
「『ガールズバー、キャバクラ、どうですか?』それは言ったよね?」と聞く捜査員。客引きは「はい」と、違法な客引き行為を素直に認めた。
調べを進めると、意外な事実が明らかになった。
捜査員が「いくつ?」と尋ねると、客引きは「年齢ですか?今、18」と答えた。
捜査員は「18…はぁ。初めて?逮捕されるの」とため息。客引きは「はい、そうです…」とうなずいた。
客引きをしていたのは自称・高校生の18歳の少年だった。新潟県内では、逮捕される少年の客引きが増えているという。
トラブルに巻き込まれないためにも、客引きにはきっぱり断りを入れることが重要だ。(「イット!」 12月6日放送より)