米大リーグのエンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平選手(29)が9日、ドジャースに移籍すると自身のインスタグラムで発表し、出身の岩手県奥州市では、さらなる活躍を願う期待の声が相次いだ。
同市水沢のスポーツ用品店「ネクサス水沢店」は10日の開店時から、店頭にドジャースの関連グッズを並べた。店長の三浦友和さん(46)は「ドジャースにヤマを張り、キャップを16個ほど事前に注文していた。週末には完売しているかもしれない」と話した。
大谷選手が幼少期に通った同市のバッティングセンターのオーナー小林長男さん(74)は「大谷選手に憧れて野球を始める子が増えている。新天地でも活躍し、夢を与え続けてほしい」と期待を込めた。
エンゼルスのチームカラーの赤いビンで岩手県産米日本酒「奥州ノ龍」を販売している同市の岩手銘醸は、ドジャースカラーの青いビンに変更するかどうかの検討を始めた。ラベルに大谷選手をイメージした侍が描かれた酒は米国でも評判がいいといい、及川順也専務取締役(37)は「来年度に向けて新しいバージョンを用意したい」と意気込んだ。