休日のない6月に新設してほしい…
年内最後の祝日だった11月23日の「勤労感謝の日」、SNSではこのような声が。
《今年最後の祝日??12月は?ねえ12月は??》
《え、年内最後の祝日なの????? 1年にあと2日くらい祝日増やして欲しい》
天皇誕生日は、年号が平成から令和になったことで、12月23日から2月23日に移行。これで12月の祝日はなくなってしまったのだ。
現在日本では「元旦(1月1日)」から「勤労感謝の日(11月23日)」まで、年間16の「国民の祝日」が定められているが、6月と12月に祝日はない。
そこで、本誌はアンケート調査を実施。「もし新しい祝日をつくるならどれ?」を、全国の10代(15歳以上)から30代の男女500人に聞いた。選択肢は、本誌が設定した11の「仮想祝日」とし、このなかからひとつだけ選んでもらった。
では「新しい祝日をつくるなら」トップ5からみていこう。
【第5位】桃の節句(3月3日)45票
男の子の誕生を祝い、成長を願う5月5日の「端午の節句」が「こどもの日」として祝日になっていることからセレクトしたところ、上位にランクイン。祝日にふさわしいと思う理由は?
「男の子のお祝いの日(こどもの日)があるのに、女の子のための祝日がないのはおかしい」(10代女性・会社員・東京都)「なんとなく、3月の頭に休みがあるとうれしい」(10代女性・学生・北海道)「桃の節句って日本古来の行事だそうです。祝日にしても不思議ないはず」(30代女性・アルバイト・奈良県)
「女の子の祝日もあるべき」という意見は多数。45票中、31票が女性でした。
【第4位】お盆(8月15日)49票
「お盆休み」があるため、なんとなく祝日っぽいがそうではない。
「先祖を思い供養するのがお盆。そう考えると祝日であってもいいと思う」(30代女性・農林漁業・広島県)「お盆休みがない会社もあります。祝日になれば休めるし、帰省もできる」(20代女性・会社員・広島県)「お盆はそれぞれの家族で過ごす大切な日であってほしい」(10代女性・学生・静岡県)「お正月の次に親戚が集まるタイミングだから」(20代女性・会社員・東京都)
【第3位】夏至(6月21日頃)58票
季節で言えば、梅雨真っ最中。春分、秋分が祝日なら、夏至、冬至があっても……。
「6月に祝日がないから。夏至でも『梅雨の日』でも『雨の日』でもなんでもいいから、6月に祝日つくってほしい」(20代女性・学生・富山県)
「祝日がない6月につくってほしい」という意見がほとんど。
【第2位】平成の日(12月23日)81票
平成時代の天皇誕生日だが、いまは平日。昭和の天皇誕生日(4月29日)は、1989年から2006年まで「みどりの日」、2007年以降は「昭和の日」になっている。
「ずっと天皇誕生日としてなじんできたから、祝日として残してほしかった」(10代女性・学生・埼玉県)「昭和の日が祝日なら、平成も祝日でいいと思う」(30代男性・医療系・東京都)「自分が平成生まれだから。逆にないのが不自然」(20代男性・会社員・東京都)
【第1位】クリスマス(12月25日)151票
若い世代から圧倒的な支持。確かに国民的行事にはなっているが……。
「一番祝日っぽいのはクリスマスでしょう。子どもも楽しみにしているし、家族と過ごせるといい」(30代女性・主婦・新潟県)「なんだかんだで、日本で一番盛り上がるイベントでしょう。12月には休日もないしちょうどいいのでは」(20代女性・主婦・兵庫県)「ここを祝日にすると、年末休暇と合わせて長く休みが取れそう」(20代男性・会社員・愛知県)「日本の文化ではないが、今は誰でも知っている行事。休日であるべきだと思う」(10代女性・学生・岡山県)
10代~30代の調査ではこうなったが、上の世代ではまた違う結果になったかもしれない。
第6位以下は、次のとおり。
【第6位】メーデー(5月1日)32票【第7位】空の日(9月20日)22票【第8位】父の日(6月)20票【第9位】川の日(7月7日)17票【第10位】母の日(5月)15票【第11位】冬至(12月21日頃)10票