秋篠宮家の次女・佳子さまは南米のペルーを公式訪問するため、羽田空港を出発された。
1日午前10時半ごろ、佳子さまは見送りの宮内庁幹部らに「行ってまいります」とあいさつをし、民間機で羽田空港を出発された。
秋篠宮邸では、ご夫妻が笑顔で見送られたという。
佳子さまは、アメリカのヒューストン経由でペルー入りし、大統領への表敬訪問や、外交関係樹立150周年の記念行事などへの出席が予定されている。佳子さまの外国公式訪問は、2019年以来4年ぶりで、10日に帰国される。
このニュースについて、フジテレビ社会部・宮崎千歳宮内庁キャップに聞いた。
Q.佳子さまの外国公式訪問は4年ぶりということだが、どうしてペルーを訪問されるのか。
2023年は、日本とペルーがお互いに通商航海の自由を認める条約を結んでから、ちょうど150周年にあたり、ペルー政府から招待があったという。皇族方の外国訪問は、こうした節目の年に行われることが多い。佳子さまの4年前の初めての外国訪問も、同じように外交関係樹立150周年を迎えたオーストリアとハンガリーだった。
ペルーは120年以上前に日本人が移住をしていて、日系人がおよそ15万人と世界で3番目に多く暮らしている。ペルーには、1967年に上皇ご夫妻が、その後も陛下の妹の黒田清子さんや秋篠宮ご夫妻、また、さらに4年前には佳子さまの姉の小室眞子さんも訪れるなど、皇室が長く心を寄せている国でもある。
Q.今回は、アメリカのヒューストンを経由されるということで、アメリカにいる姉の小室眞子さんと対面されるのかなというところも気になるが、お会いになる可能性はあるのか。
関心があるところだと思うが、南米のペルーには日本から直行便がないので乗り継ぎが必要となる。ヒューストンでの乗り継ぎというのが、一番スムーズだという。宮内庁は、トランジットの間はホテルで休憩をされるだけで、眞子さんと「お会いになる予定はない」と説明しているので、姉妹の再会は今回はないという。
ただ、おふたりは何でも話せる友達のような関係で、とても仲が良くて、眞子さんから引き継いだ公務の相談をするなど、日常連絡は取られていると思う。
実は眞子さんにとって、結婚前最後の外国訪問がペルーへの旅だった。今回の日程には、眞子さんと同じ訪問先もあり、佳子さまは出発前、以前眞子さんが読んだ本などの資料に熱心に目を通されていたという。こうした眞子さんの経験も参考にしながら、今回、親善に努められるのではないかと思う。