れいわ新選組の山本太郎代表が、2023年11月1日の参議院予算委員会における質疑冒頭で、岸田文雄首相に「増税メガネ」と発言したことがX(旧ツイッター)で物議を醸した。
「増税メガネ」は、 岸田首相を揶揄するものとしてSNSで拡散しているワードだ。
山本氏は「増税メガネと呼ばれる政治家がいます。総理、誰のことがご存知ですか」と質問。岸田首相が「ネット等でそういった名前で私を呼んでいる動きがあることは承知しています」と返答すると、続けざまに「このニックネームがさらに増税クソメガネと進化した政治家がいます。総理、誰のことがご存知ですか」と尋ねた。
「名前が進化したということですが、そういったことについては承知しておりません」という岸田首相に対し、山本氏は、「ネットでのトレンドワード、岸田総理のあだ名は、私自身は大変失礼な話だなと思うんです。なぜなら総理は所得税の減税を進めようとしているんですね。百歩譲って、増税メガネではなく減税メガネと呼ばれる局面ではないかと、そう思うわけです。この減税について賛否はありますが、まずは一定評価されるべきものじゃないかと思います」と持論を展開した。
このやり取りを収めた動画や発言の切り抜きは、Xでただちに拡散された。引用リポストなどでは「これ言えるの山本太郎だけ」「さすが山本太郎。一番効果がある戦い方を知ってる」「太郎さん『増税メガネ』からスタート、日本中を釘付けにしたよね。つかみがうまい」といった支持する声が挙がる一方で、「生産性が皆無な、ただの悪口発言」「レベルが低すぎる。小学生じゃないんだから…」「ここは小学校の学級会?」など、批判的な声も相次いだ。