NHKは2日、取材と称して私的な飲食を経費請求するなどしていた30代報道局社員を同日付(発令は9日)で懲戒免職処分としたと発表した。少なくとも20年から今年5月にかけて複数回行われ、12件約34万円を不正と認定。全額弁済を求める。調査途中で本人から依願退職の意向も示されたが「事態の重さから、不正に対する姿勢をきちんと示すために今回の処分を行った」と退職金の出ない同局の中で最も重い処分とした。「受信料で支えられているNHKの職員として許されない行為であり、視聴者の皆さまに深くおわびいたします」。全容が明らかになり次第、上長らの処分も検討していく。