和歌山県の岩出市内で撮影されたドライブレコーダーの映像。車が駐車場を出るまでのわずか50秒の間に、原付バイクや自転車による危険運転の様子が次々と捉えられていた。
車が駐車場内を走り出口に向かうと、1台の原付バイクが通り過ぎていった。
よく見ると2人乗りをしている。さらに、後ろに乗っている人物はヘルメットをかぶっていない。
前の車が進まないことにしびれを切らしたのか、ヘルメットをしていない人物が右方向を指さすと、なんと、進行方向とは逆の歩道を走っていった。歩行者との事故につながりかねない、危険な運転だ。
目撃した人:車道に出ると思っていたので、まさか歩道を走って行くとは、しかも逆走で。
ドライブレコーダーは、この直後にも危険な場面をとらえた。
車が駐車場から出て左折しようとした時、先ほどとは違う別の原付バイクが自転車とともに目の前を通過した。
よく見ると、自転車に乗っている人物の右手が、バイクの後ろの部分をつかんでいるように見える。自転車の人物はペダルを全くこいでおらず、バイクに引っ張ってもらっていたとみられる。
目撃した人:自転車の人が原付の人につかまって引っ張ってもらっている感じ。自転車は危ないなと思いました。バランス崩したら、こけて2人ともけがするんじゃないかと思いました。
わずか50秒ほどの間に、立て続けに捉えられたバイクの危険な運転。ハンドルを握っていたのは、どちらも10代後半から20代前後の人物だったという。
改めて違反行為を確認すると、1台目のバイクは後ろに乗る人物がヘルメット未着用。また、バイクの排気量は50cc以下のため、2人乗りは禁止だ。
さらに、歩道を走行することも禁止されていることから、少なくとも3つの違反をしていたことになる。
そして2台目のバイクに見られた自転車を引っ張って走行する行為は、両方の運転手が安全義務違反に当たるという。
目撃した人:2つ立て続けにはさすがにびっくりしました。いつ何があるかわからないので、やっぱりああいうのはやめたほうがいいですよね。(「イット!」11月2日放送より)