生徒への不適切な言動やセクハラ行為があったとして、大阪府教育委員会は28日、府立高校で野球部顧問だった男性教諭(38)を停職3か月の懲戒処分にした。
発表では、教諭は2020年、当時1年の男子部員の発声や守備練習の様子に不満を感じ、「(グラウンドから)消えろ、(野球を)やめろ」などと発言。21年には当時2年の男子部員のカバンを通勤用バイクでひき、授業中、喫煙の停学処分が解けた生徒3人をたばこの銘柄で呼んで「学校の評判が落ちる」と述べた。
昨年4~12月には、当時1年の女子生徒6人に対し、授業中の教室で計7回、パソコンのマウスに手を重ねたり、頭をなでたりするなどのセクハラ行為をした。
また、府教委は、JR大阪駅構内で20代女性のスカート内に携帯電話を差し入れ、動画を撮影した府立高の男性教諭(29)を停職6か月、女子生徒とSNSで約500回、私的なメッセージをやりとりするなどした府立高の男性教諭(34)を減給1か月(10分の1)の懲戒処分にした。