自称「私人逮捕」系ユーチューバーによる名誉毀損(きそん)事件で、逮捕された杉田一明容疑者(40)が、被害者の女性が否定しているのに、チケットを不正転売していると決めつけ、無断で動画を公開していたことが14日、警視庁生活安全特別捜査隊への取材で分かった。
同隊は、杉田容疑者が再生回数を稼いで収益を得る目的で、動画を公開した可能性があるとみて調べる。
「煉獄(れんごく)コロアキ」と名乗り、「私人逮捕」系ユーチューバーとして活動する杉田容疑者は9月、東京都千代田区の帝国劇場付近にいた女子学生(18)を撮影。顔にモザイクをかけず、ユーチューブに動画を投稿した疑いで逮捕された。
同隊によると、杉田容疑者らは撮影時、女性はチケットなどの転売で利ざやを稼ぐ「転売ヤー」で、デートの見返りに男性から金品を受け取る「パパ活」にも関わっていると主張。女性はその場で否定したが聞き入れられなかった。実際に関与した事実はなく、友人と待ち合わせをしていただけだったという。
杉田容疑者のユーチューブのアカウントは11月上旬、停止された。同容疑者は直後に、自身のX(旧ツイッター)に「月200万の不労所得返せよ」「どうやって飯食えばいいんだよ」などと投稿しており、動画再生回数に応じた収益を当てにしていたとみられる。