「可愛い女子生徒で、以前から下着を盗撮してみたいと思っていました」
警察の取り調べに対し、男は容疑を認めこう供述しているという。
警視庁少年育成課は10月2日、大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師・森崇翔容疑者(24。東京都日野市)を性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで再逮捕した。女子生徒への盗撮に共謀したとされる、同僚の元講師・中村成美容疑者(26、東京都あきる野市)も同じ容疑で逮捕している。
「森容疑者は四谷大塚の講師だった今年8月、勤務する都内の校舎で小学生の女児(7)の下着をスマートフォンで撮影したとされます。夏期講習の授業中で、胸ポケットにスマホを隠し盗撮していたとか。
森容疑者が以前から女子生徒を撮っていたことを知っていた中村容疑者は、撮影に共謀。SNSで〈お願いします。楽しみにしています〉などとメッセージを送信し、森容疑者から画像を送ってもらっていたそうです。森容疑者が『グループチャットに投稿していた』と供述していたことなどから、中村容疑者の関与が発覚しました」(全国紙社会部記者)
生徒を指導する立場の人間による信じられない犯行。『FRIDAYデジタル』は8月23日に配信した記事で、森容疑者が最初に逮捕された事件について詳しく報じている。再録して戦慄のトラブルを振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。
「指導をします」
授業のない日に、男は保護者にこう伝えて女子生徒を呼び出していた。教室に来た女児の下着が見えるように体育座りさせ、胸のポケットに入れたスマホで盗撮。わいせつな発言を強要したという。
8月19日に警視庁少年育成課が、都迷惑防止条例違反と強要の疑いで逮捕したのが四谷大塚に勤めていた森容疑者だった。森容疑者は、都内の校舎で小学生の女児(9。冒頭で紹介した被害者とは別生徒)を盗撮するなどしたという。警察の調べに対し「性的欲求を満たすためにやった。脅したり危害を加えるつもりはなかった」と、容疑を一部否認しているとされる。
「逮捕容疑となった事件は今年5月に起きました。教室内で『勉強しないとお仕置きをする』などと女児に言い下着が見えるような姿勢を床でとらせ、次のようなわいせつ発言をするように強要したといわれます。『頑張らないとお仕置きをされます』『裸でお尻ペンペンです』と。
森容疑者は盗撮した動画などを、SNSのグループチャットに投稿。逮捕直後は『(撮影は)自分で楽しむため』と供述していましたが、その後『盗撮は投稿が目的だった。チャットのメンバーは自分で選んだ』と話しているそうです」(同前)
女児の母親がSNSに自分の娘の名前や住所、動画などがさらされているのを知り、8月4日に警視庁へ相談。警察からの連絡を受けた四谷大塚は、10日に森容疑者を懲戒解雇した。
逮捕された森容疑者とは、どんな人物なのだろうか。
「都内の高校から超有名私立大学へ進学したエリートです。社員として四谷大塚へ入社したのは’22年4月。普段は物静かで、話しかけても言葉数が少なく大人しい印象だったとか。TBSの報道によると、高校時代から幼児のわいせつな動画を撮っていたといわれます。
警察の調べに対し、森容疑者は『別の教え子の女児も盗撮した』と説明しているそうです。実際、森容疑者のスマホからは複数の女児のわいせつな動画や画像が見つかっている。警察は余罪があるとみて、捜査を進めていました」(同前)
実績のある有名塾で起きたわいせつ事件。保護者の間では「他の教室や塾でもトラブルが起きているのではないか」と不安が広がっている。