東京・世田谷区で80歳の男が、認知症の85歳の妻を殺害したとして逮捕された事件で、男が「静かにならず耐えきれなかった」と話していることが分かりました。
吉田友貞容疑者は1日夜、自宅のベッドで妻の節子さんの首を絞めて殺害した疑いが持たれています。
その後の捜査関係者への取材で、吉田容疑者が取り調べに対し「騒ぎを起こして迷惑をかけてしまうので寝かしつけようと思ったが、静かにならず、耐えきれず首を絞めた」と話していることが分かりました。
7年ほど介護をしていたものの、先月から節子さんの認知症が悪化し「(外で自分といるのを嫌がられ)見ず知らずの人に助けを求めたりされた」とも話しています。
事件前日に夫婦と話した人:「『(妻が吉田容疑者の)言うことを全然聞いてくれない』と。疲れていたんでしょうね。夜も徘徊(はいかい)していると言っていたし」