いよいよアフターコロナの夜遊びが再始動するなかで、低価格&ソフトサービスのガールズバー、コンカフェに異変が!? 全国各地で“風営法”の限界に挑む、ギリギリサービスの店を追う。風営法違反で営業停止になった「SOD LAND」が復活。新たな運営会社として再出発した。今回は代表の高岡哲也氏に事件の内情とSOD LANDのこれからを聞いた。
◆あの問題店が大胆復活! 新「SOD LAND」
あのソフト・オン・デマンドが運営する歌舞伎町の飲食店「SOD LAND」。“セクシー女優の過激サービスが楽しめる”と話題になったが、ギリギリを超えて今年3月に風営法違反で営業停止。しかし、8月18日に大幅リニューアルを加え、再スタート! 摘発後、新たな運営会社の代表に就任した高岡哲也氏は語る。
「’20年10月に“大人のテーマパーク”をコンセプトに立ち上げた当店は、いかにギリギリを攻めるかに集中してきました。キャストが孫の手でお客の乳首当てをするというコロナ対策の気を使ったサービスも開発しましたが、逆にそれらの行為が飲食店としての届け出では違反の接待行為と見られてしまって。挑戦心が空回りし、認識が甘かったことを反省しています」
◆「さらに面白くなっている実感があります」
営業停止からの5か月でキャバクラ同様の接客が可能な風俗営業許可を取得。前にも増して過激なサービスを受けられると期待する人もいるが。
「風営法の許可を取るということは、『警察の管理下で規則を守ります』という誓いをしたことでもある。そのため過激さに関しては、より厳しく意識しています。ただ制限が強くなったことで、会議では斬新なドキドキサービスが生まれていて、さらに面白くなっている実感がありますね」
◆「超至近距離サイレントBAR」ってなに!?
その趣向を凝らした賜物が、「超至近距離サイレントBAR」。女のコから見つめられることの気持ちよさに特化したコンセプトになっている。
「男女が唇と唇を合わせる前に、徐々に距離を縮めていくあのドキドキ感を味わいながら、飲める店って面白いんじゃない?という視点で実現させました。確かに青春の甘酸っぱい感じが蘇りますし、こういう体験はSOD LANDでしかできない。『超至近距離エアぺろぺろ』というオプションでは、フェイスシールドをつけたお客さんの顔の前で、キャストの舌が全力でぺろぺろ。顔舐めをされている気分です。弁護士と相談しながらですが、今後も実験的でニッチなオプションを開発していきたいですね」
また「タオル一枚湯上り酒場」では、バスタオル姿の女性と飲め、女のコに指令が出せるミッションBOXも人気だ。
その飽くなき探求心がある限り、店は進化する。
【SAKAYA PROJECT代表・高岡哲也氏】今年4月にSOD LAND単体の会社を設立して、同氏が店舗運営責任者に就任。また系列店の「女子社員酒場 秋葉原」の運営にも関わる