長崎県立波佐見高で2022年9月、打撃練習用ケージが倒れて野球部員の男子生徒(当時1年)が重傷を負った事故で、監督の男性教諭(54)が業務上過失致傷罪で佐世保簡裁から罰金50万円の略式命令を受けたことが同校などへの取材で分かった。
【写真】台風7号が接近し、海岸に押し寄せる高波 同校と長崎地検によると、教諭は台風接近に備えて折りたたみ式ケージ(高さ約3メートル、幅約5・5メートル、重さ約330キロ)を生徒に片付けるよう指示し、その場を離れた。生徒7人が地面に倒そうとした際にケージが風にあおられて逆向きに倒れ、男子生徒の首を直撃した。生徒は不完全まひの後遺症を伴う頚髄(けいずい)損傷と頸椎(けいつい)骨折の重傷を負い、現在も入院中という。 佐世保区検は、教諭が現場で監督する義務を怠ったとして教諭を17日に略式起訴した。【川島一起】
同校と長崎地検によると、教諭は台風接近に備えて折りたたみ式ケージ(高さ約3メートル、幅約5・5メートル、重さ約330キロ)を生徒に片付けるよう指示し、その場を離れた。生徒7人が地面に倒そうとした際にケージが風にあおられて逆向きに倒れ、男子生徒の首を直撃した。生徒は不完全まひの後遺症を伴う頚髄(けいずい)損傷と頸椎(けいつい)骨折の重傷を負い、現在も入院中という。
佐世保区検は、教諭が現場で監督する義務を怠ったとして教諭を17日に略式起訴した。【川島一起】