岸田首相と公明党の山口代表は31日、首相官邸で昼食をとりながら会談し、次期衆院選における自民・公明両党の東京での選挙協力を復活させることで合意した。
会談を終えた山口代表によると、両党首は協力について2点の骨子で合意した。
1点目は、公明党が候補者を擁立する東京29区は、自民党が推薦して支援し、他の選挙区の自民党候補については個別の事情を踏まえ、調整の上で条件の整ったところから公明党が推薦する。
2点目は、次回衆院選の結果を踏まえ、次々回の衆院選で公明党が東京でもう1つの小選挙区で議席を得られるようにすることを自公の共通の目標として真摯に取り組んでいくとの内容。
自公両党は、次期衆院選の小選挙区での候補者擁立をめぐって対立し、5月に東京での選挙協力を解消する事態に陥っていたが、8月に入り党首間で選挙協力の復活に向けた調整に入ることで一致し、検討を行ってきた。