「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは、子会社「ユニクロ」の柳井正会長兼社長が会長兼CEOに就き、塚越大介取締役が新しい社長に昇格する人事を発表しました。「ユニクロ」の社長交代は初めてです。
ファーストリテイリングの発表によりますと、9月1日付けで、現在ユニクロ事業のグローバルCEOを務める塚越大介取締役が、社長兼COO(最高執行責任者)に昇格するということです。
「ユニクロ」が発足した2005年以来、社長の交代は初めてで、18年間社長を務めてきた柳井氏は、会長兼CEO(最高経営責任者)となります。
柳井会長は持ち株会社のファーストリテイリングの会長兼社長には留まり、今後もユニクロやグループ全体の経営の意志決定などに携わるとしています。
今回の「ユニクロ」社長交代の理由についてファーストリテイリングは、「次世代の経営チームや各部門が連携してグループ一体の経営体制づくりを加速し、経営の質を向上させていく」と説明。塚越氏は2002年にファーストリテイリングへ入社し、アメリカや中国のユニクロ事業などを担当していました。