成田国際空港で3本目となるC滑走路(3500メートル)の新設を柱とする空港用地の拡張を巡り、空港会社は2日、空港反対派と土地所有者4人を相手取り、予定地に建つ小屋の撤去や土地の明け渡しなどを求めて千葉地裁に提訴した。
【ハワイ便人気 「空飛ぶウミガメ」コロナ前の水準に】 訴えによると、撤去を求めるのは、C滑走路とターミナル地区を結ぶ同社所有の予定地に建つ「三里塚・芝山連合空港反対同盟旧熱田派」の小屋といった建物など6棟。また、建物が点在している1850平方メートルの土地の明け渡し請求もしている。うち、共有地の595平方メートルは、同社の持ち分以外の198分の4が反対派の一坪共有地になっており、所有する4人に金銭を支払うことで同社の単独所有となるように求める。 同社は用地を拡張し、2029年3月の供用開始を目指してC滑走路新設とB滑走路の1000メートル延伸の計画を進めている。空港の敷地面積は1099ヘクタール拡張されて計2297ヘクタールになる予定。【中村宰和】
訴えによると、撤去を求めるのは、C滑走路とターミナル地区を結ぶ同社所有の予定地に建つ「三里塚・芝山連合空港反対同盟旧熱田派」の小屋といった建物など6棟。また、建物が点在している1850平方メートルの土地の明け渡し請求もしている。うち、共有地の595平方メートルは、同社の持ち分以外の198分の4が反対派の一坪共有地になっており、所有する4人に金銭を支払うことで同社の単独所有となるように求める。
同社は用地を拡張し、2029年3月の供用開始を目指してC滑走路新設とB滑走路の1000メートル延伸の計画を進めている。空港の敷地面積は1099ヘクタール拡張されて計2297ヘクタールになる予定。【中村宰和】