日大アメフト部員が違法薬物を所持した疑いのある問題で、大学側がアメフト部の寮で違法薬物を見つけたことを、警視庁に対し、およそ10日間にわたって連絡していなかったことがわかりました。
この問題は、東京・中野区の日本大学アメリカンフットボールの寮から覚醒剤成分を含む錠剤と乾燥大麻が見つかったもので、警視庁はきのう、寮に家宅捜索を行いました。
その後の捜査関係者への取材で大学側は先月6日に寮から錠剤と植物片を発見しましたが、その後、およそ10日間にわたって警視庁に連絡していなかったことがわかりました。
警視庁は連絡があった後の19日に錠剤と植物片を押収し、錠剤から覚醒剤の成分が検出され、植物片は乾燥大麻だと判明したということです。
警視庁は、薬物を所持した部員の特定と入手経路を調べています。