ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題について、被害を受けた当事者7人が4日、日本記者クラブで会見を行った。
ジャニーズ事務所に所属していた7人で結成された「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバー7人が登場。
国連の作業部会の会見について、同会の代表・平本淳也氏は「ジャニーズのこの問題、後半の方でコメントが出された。僕たちのメッセージがすごくストレートに伝わり、受け止めてもらえた。会見中にメッセージがいただけたような印象で、とても感極まってしまった」と涙を流したことを明かした。
心境については「逆にあそこまで語ってくれるとは思わなかったので、びっくり。真摯に受け止めてくれて、勇気をくれた」と述べた。
国連が発表した声明には「(ジャニーズ事務所の)タレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」と記載。性加害問題を事実認定した。
副代表・石丸志門氏は「この問題は現実に起こったことです。国連は記者会見の場で疑惑という言葉は使っていないはず」と指摘し、「人類史上、最悪の性虐待事件がようやく明るみになったと思っています」と話した。
また、同会の発起人となった二本樹顕理氏は「人間は過去の反省がなければ、未来に進んでいけないと思うんです。性加害の問題をなかったことにするのではなく、ちゃんと向き合っていただきたい。人類史に残る史上最強の性加害として、教訓として残していかないとならないと思う」と述べた。