自宅内に90代の母親とみられる女性の遺体を放置したとして、大阪府警西淀川署は4日夜、死体遺棄の容疑で大阪市西淀川区御幣島の無職、石田真弓容疑者(71)を逮捕した。
「埋葬するのを怠り、母の遺体を放置したことに間違いない」と容疑を認めている。
逮捕容疑は7月中旬ごろ、自宅で母親とみられる女性が死亡したのを認識しながら、遺体を放置したとしている。
同署によると、管理人から4日午後3時過ぎ、「異臭がするので部屋を訪ねたら『母が亡くなっている』と言われた」と110番。駆けつけた署員が和室のカーペットの上でバスタオルをかけられた状態の遺体を見つけた。腐敗が進んでいたが外傷はなかったという。
石田容疑者は約3カ月前、体調を崩した母親の面倒を見るため、認知症の夫とともに集合住宅に移り住んでいた。同署が詳しい経緯を調べる。