山梨県北杜市は28日、職場でパワハラ行為をしたとして、市立甲陽病院(同市長坂町大八田)の50歳代と30歳代の男性技術職員2人を減給10分の1(3か月)の懲戒処分とした。
発表によると、2人は今年2月上旬~5月、職場の20歳代男性に対し、「できねぇんだったらやめろ」「立ち去れ」などと業務指導を超えた発言を繰り返し、1人は脚を蹴る行為もした。20歳代男性は5月から病気休暇中で、退職の意向を示しているという。
5月にこの男性が同病院の事務長に相談して発覚。2人は「業務指導を行う中で、発言が強くなってしまった」と反省しているという。
このほか、2人を管理監督する立場の職員1人を訓告とした。中瀬一院長は記者会見で「決して行ってはいけない重大な事案。研修会などを通じ、全職員にパワハラについて今一度、通年で学び直してもらう」と陳謝した。