バイクで危険な走行を繰り返す、いわゆる「ローリング族」とみられる男2人が埼玉県飯能市の国道で暴走行為をしたとして、逮捕されました。この国道では「ローリング族」が危険な走行を繰り返していて、警察が取り締まりを強化しています。
逮捕されたのは、埼玉県川越市の専門学校生・花田陸也容疑者(21)と入間市の17歳の男子高校生です。
警察によりますと、2人は今年4月27日の午後11時ごろ、埼玉県飯能市の国道299号をそれぞれバイクで暴走し、危険な運転をした疑いがもたれています。
国道は最高速度が40キロに制限されていますが、2人は直線では時速100キロを超える速度で走ったほか、追い越し禁止の車線で追い越しを繰り返していたということです。
2人とも峠道などを周回してスピードを競う、いわゆる「ローリング族」とみられ、取り調べに対し「速く走ることが快感だった」と容疑を認めているということです。
この国道では数年前から「ローリング族」が危険な走行を繰り返し、騒音などが問題となっていました。
警察は、走行の様子をドローンやビデオカメラを使って撮影するなど捜査を進めていて、取り締まりを強化しています。