千葉県児童家庭課は30日、児童養護施設に入所する子どもたちの進学を支援する給付型奨学金に、衣料品通販大手「ZOZO(ゾゾ)」創業者の前沢友作さんから1000万円の寄付を受けることになったと発表した。
【写真特集】前澤友作さんが滞在したISS この奨学金は、同施設を退所したり里親の元で生活したりした後に、大学や専門学校に進学する子ども1人あたり在学中に毎年30万円を給付する制度。3月に創設され、2024年度入学生から給付を始める。 同課によると、施設を退所する子どもは県内で例年、50人前後いる。21年度の高校生の進学率は83・9%だが、同施設を退所した子どもは39・5%。生活費や学費などがハードルになり諦める子どもも多いという。 同課は「心から感謝申し上げる。今後、支援の輪がさらに広がるように取り組んでいきたい」としている。【長沼辰哉】
この奨学金は、同施設を退所したり里親の元で生活したりした後に、大学や専門学校に進学する子ども1人あたり在学中に毎年30万円を給付する制度。3月に創設され、2024年度入学生から給付を始める。
同課によると、施設を退所する子どもは県内で例年、50人前後いる。21年度の高校生の進学率は83・9%だが、同施設を退所した子どもは39・5%。生活費や学費などがハードルになり諦める子どもも多いという。
同課は「心から感謝申し上げる。今後、支援の輪がさらに広がるように取り組んでいきたい」としている。【長沼辰哉】