自民党の世耕参院幹事長は4日、おととしの衆院選で落選した石原伸晃元幹事長が2年後の参議院議員選挙への出馬に意欲を示していることを念頭に、「一般論として、衆議院で無理そうだから参議院というのは受け入れがたい」との認識を示しました。
自民党で幹事長を務めた石原伸晃氏は、次の衆議院選には立候補せず、2年後の参議院選に出馬したいとの意欲を示しています。
これについて、世耕参院幹事長は4日の会見で、あくまでも一般論だとしたうえで、「衆議院の選挙ではもう無理そうだから参議院へ出るというのは、なかなか参議院としては受け入れがたいというのが当然の議論ではないか」と苦言を呈しました。
一方、衆議院の小選挙区が新たな区割りとなったことに伴い、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣などを務めた丸川珠代参院議員らが衆議院に「鞍替え」して立候補する見通しであることについては「政治家個々の判断だが、少なくとも、参議院がだめだったから衆議院へという話ではないので、文脈が違う」と指摘しています。