東京都内の飲食店で、壁に少女と風船の絵が描かれているのが見つかり、バンクシーの作品ではないかと話題になっています。
■写真撮影する人も…「孫連れてくる」
東京・足立区の商店街。もんじゃ焼き店の外壁を見てみると、何やらかわいらしい絵が描かれています。
こちらの絵、世界的に有名な神出鬼没の覆面アーティスト・バンクシーの代表作「少女と風船」によく似ていることから地元では“バンクシーが来たんじゃないか”といった声が上がっています。
周辺住民:「バンクシーかな…だったらいいなって思っています」「うれしいですよね。もし本当だったとしたら。価値がありますよね」
一方で、落書きは器物損壊の罪に問われることもある行為です。これが、ただの落書きなら、店にとってはいい迷惑のはずですが、店主は次のように話します。
もんじゃ・お好み焼き「一休」日下登店主:「落書きだと思いますけど、それによってこの商店街が、もっと盛り上がってもらいたいなとか。通る人が増えてくれればなと」
店主の日下さんによりますと、絵が書かれたのは今年2月のこと。店先の掃除をしていた時に気づいたといいます。
すぐに“バンクシーの作品のような絵”ということが分かり、そのまま消さずに残しているということです。
店の前では、道行く多くの人が足を止めて絵を眺めたり、写真を撮ったりしていました。
写真を撮りに来た人:「孫連れてくる。実物見せたほうが写真より…。今度ね」「(写真を)撮って、一応、うちの娘なんかに。騒いで“こういうのがあったよ”って言いたい。言いたいじゃない。昭和のおじさん」
■残念だが…「バンクシーではないと思います」
今回、このもんじゃ焼き店で見つかった絵は、本物なのでしょうか。
バンクシーに関する著書がある東京芸術大学の毛利嘉孝教授は、次のように説明します。
毛利教授:「残念ですけど、バンクシーではないと思います。バンクシーはインスタグラムで自分のアカウントを持っていますので。だいたい自分の作品を作ったら、そこで発表する。そこに出ていないので。2000年代前半の絵をわざわざ日本に来て、それだけ残して帰るということは、考えにくいかなと思っています」