「母親から虐待を受けていた大地が一番の被害者。今回の事件も起きるべくして起きてしまったこと。大地を悪く言わないでほしい」
【写真】母親と次男、大地容疑者のツーショット 穂坂大地容疑者をよく知る男性はそう涙ながらに訴えた。 異様な事件が発覚した。22日、兵庫県警は長女の穂坂沙喜容疑者(34)、と弟の大地容疑者(32)らきょうだい4人が母親(57)への監禁と傷害の容疑で逮捕された。 さらには、神戸市西区の草むらで沙喜容疑者の長男・修ちゃん(6)の遺体がスーツケースの中から見つかった。県警は修ちゃんの死体遺棄の容疑も視野に入れて捜査を進めているが、

「修ちゃんの死因は外傷性ショックとみられています。遺体に目立った傷などはなかったのですが、背中に打撲によると思われるあざが多数見られ、修ちゃんが日常的に虐待を受けていた可能性が高いようです」(全国紙社会部記者)とにかく不気味なアパートだった 大地容疑者以外の女性4人と亡くなった修ちゃんはひとつ屋根の下に住んでいた。そこは50年くらい前に建てられたメゾネットタイプのアパート。近隣住民によると、「あのアパートは孤立した存在。近所付き合いなんてまったくない。30年くらい前までは多くの住人いたが、今はほとんどいないしね」 別の住民も、こう話す。「動物の糞尿やゴミが散乱しているから、あのアパートには近寄らないようにしている。野良猫も住みついていて、とにかく不気味なんです」 さらには、アパート周辺での沙喜容疑者と修ちゃんの異様な姿が見かけられていた。男児の首にひもをつけて…どう考えてもおかしな光景「3歳ぐらいの男の子(修ちゃん)が母親(沙喜容疑者)のあとを必死に大きな声で泣きながら裸足で追いかける姿を見た。それなのに、母親は男の子に目もくれず先を歩いており、あまりの酷さに“子どもが可哀想やろ。ちゃんとせえや!と叱ったよ」(近隣住民) 修ちゃんが4歳ぐらいになると、「沙喜容疑者が子ども(修ちゃん)の首にひもをつけて散歩していた。彼女はベビーカーみたいなものを押していたと思います。どう考えてもおかしな光景だった」(別の近隣住民)修ちゃんが保育園に行くときは、「男の子のリュックに紐をつけて引き連れていた。沙喜容疑者は“はよ、来いや! 何しとんねん!”と乱暴な言葉を使っていて、男の子は泣きながら歩いていた」(別の近隣住民) 修ちゃんが通っていた日輪寺保育園を訪ねた。保育園から出てきた職員に話しかけるも、「何も答えられないんです…すみません」と憔悴しきっていた。 半年ほど前から大地容疑者が同居に加わると、修ちゃんが外で見かけられることはほぼなくなり、アパートから子どもの泣き声すらも聞こえなくなったという。 修ちゃんへの虐待に拍車がかかったのか。週刊女性PRIMEは、冒頭の幼少期の大地容疑者をよく知る男性を取材することができた。知人が見ていた、次男・大地容疑者への激しい虐待「(今回、監禁されていた)母親は長男と大地を虐待していたと思います。私も子どもだったので詳細は覚えていないんですが……。ある日、母親が4歳の大地のお腹の上で、ジャンプしようとしていた記憶はある。そのまま着地したら、大人の全体重が小さな子どものお腹の上に落ちるわけだから、とんでもないことになる。その恐ろしさがうっすら記憶にあって……。瞬時に大惨事を予期した僕の母親が、必死で飛びついて阻止した。止めなかったら、大地は絶対に死んでいた」長男と大地はいつも身体中あざだらけだったと振り返る。特に次男の大地への暴行は激しく、腕や身体には小さな楕円形のあざだらけだったという。「そのあざは母親が当時2歳くらいの双子の姉妹に命令して、大地の腕や身体を噛ませてできたものです。大地は、食事をまともに食べさせてもらえなかったのか、栄養失調でガリガリでした」 ともに虐待を受けていた長男は母親から逃げるように独り立ちした。一方、一部報道では、母親の監禁は次男の大地容疑者が主導的に行ったと報じられている。虐待の連鎖が生んだ悲劇なのか。そして、長男は今回の事件に何を思うのか……。
穂坂大地容疑者をよく知る男性はそう涙ながらに訴えた。
異様な事件が発覚した。22日、兵庫県警は長女の穂坂沙喜容疑者(34)、と弟の大地容疑者(32)らきょうだい4人が母親(57)への監禁と傷害の容疑で逮捕された。
さらには、神戸市西区の草むらで沙喜容疑者の長男・修ちゃん(6)の遺体がスーツケースの中から見つかった。県警は修ちゃんの死体遺棄の容疑も視野に入れて捜査を進めているが、
「修ちゃんの死因は外傷性ショックとみられています。遺体に目立った傷などはなかったのですが、背中に打撲によると思われるあざが多数見られ、修ちゃんが日常的に虐待を受けていた可能性が高いようです」(全国紙社会部記者)
大地容疑者以外の女性4人と亡くなった修ちゃんはひとつ屋根の下に住んでいた。そこは50年くらい前に建てられたメゾネットタイプのアパート。近隣住民によると、
「あのアパートは孤立した存在。近所付き合いなんてまったくない。30年くらい前までは多くの住人いたが、今はほとんどいないしね」
別の住民も、こう話す。
「動物の糞尿やゴミが散乱しているから、あのアパートには近寄らないようにしている。野良猫も住みついていて、とにかく不気味なんです」
さらには、アパート周辺での沙喜容疑者と修ちゃんの異様な姿が見かけられていた。
「3歳ぐらいの男の子(修ちゃん)が母親(沙喜容疑者)のあとを必死に大きな声で泣きながら裸足で追いかける姿を見た。それなのに、母親は男の子に目もくれず先を歩いており、あまりの酷さに“子どもが可哀想やろ。ちゃんとせえや!と叱ったよ」(近隣住民)
修ちゃんが4歳ぐらいになると、
「沙喜容疑者が子ども(修ちゃん)の首にひもをつけて散歩していた。彼女はベビーカーみたいなものを押していたと思います。どう考えてもおかしな光景だった」(別の近隣住民)
修ちゃんが保育園に行くときは、
「男の子のリュックに紐をつけて引き連れていた。沙喜容疑者は“はよ、来いや! 何しとんねん!”と乱暴な言葉を使っていて、男の子は泣きながら歩いていた」(別の近隣住民)
修ちゃんが通っていた日輪寺保育園を訪ねた。保育園から出てきた職員に話しかけるも、「何も答えられないんです…すみません」と憔悴しきっていた。
半年ほど前から大地容疑者が同居に加わると、修ちゃんが外で見かけられることはほぼなくなり、アパートから子どもの泣き声すらも聞こえなくなったという。
修ちゃんへの虐待に拍車がかかったのか。週刊女性PRIMEは、冒頭の幼少期の大地容疑者をよく知る男性を取材することができた。
「(今回、監禁されていた)母親は長男と大地を虐待していたと思います。私も子どもだったので詳細は覚えていないんですが……。ある日、母親が4歳の大地のお腹の上で、ジャンプしようとしていた記憶はある。そのまま着地したら、大人の全体重が小さな子どものお腹の上に落ちるわけだから、とんでもないことになる。その恐ろしさがうっすら記憶にあって……。瞬時に大惨事を予期した僕の母親が、必死で飛びついて阻止した。止めなかったら、大地は絶対に死んでいた」
長男と大地はいつも身体中あざだらけだったと振り返る。特に次男の大地への暴行は激しく、腕や身体には小さな楕円形のあざだらけだったという。
「そのあざは母親が当時2歳くらいの双子の姉妹に命令して、大地の腕や身体を噛ませてできたものです。大地は、食事をまともに食べさせてもらえなかったのか、栄養失調でガリガリでした」
ともに虐待を受けていた長男は母親から逃げるように独り立ちした。一方、一部報道では、母親の監禁は次男の大地容疑者が主導的に行ったと報じられている。虐待の連鎖が生んだ悲劇なのか。そして、長男は今回の事件に何を思うのか……。