岸田文雄内閣総理大臣の政務担当秘書官を6月1日付で辞職する長男・翔太郎氏。2022年10月に「適材適所の観点から総合的に判断した」として起用に踏み切った自慢の息子は、わずか8か月で事実上の更迭となった。
【写真】岸田翔太郎氏がSNSに投稿した女性とのツーショット 5月26日に『週刊文春』が報じた、翔太郎氏による首相公邸での忘年会騒ぎ。2022年末に親子で住む公邸に親族ら10人以上を招待して食事やお酒を楽しんだということだが、それ以上に問題視されたのが流出した写真。

赤じゅうたんが敷かれた階段に寝そべる男性や、新内閣発足を模した整列写真など、公邸内で“悪ふざけ”をするかのような公私混同ぶりに批判が集中。 2023年1月にも、秘書官に起用された直後の外遊先で公用車を乗り回したとして、公費の“私物化”疑惑が報じられただけに、翔太郎氏の秘書官としての“資質”が疑われたのは当然とも言えよう。 岸田家の長男として、4代目の世襲議員として地元を引き継ぐことを期待されている翔太郎氏。側で“帝王学”を学ばせるつもりが、さすがの岸田首相も醜聞続きの息子を庇いきれなかったということか。「自身の任命責任を問われる、しかも世論に反しての身内の起用だっただけに、支持率低下を防ぐために息子を“切った”ように見える岸田さん。政権維持のためには手段を厭わない。 ですが、いくら“自宅”とはいえ、公職を辞した後も翔太郎君を公邸に住まわせるとは思わなかった。ここに岸田さんの本音がのぞきますね」親離れ、子離れできない総理大臣 全国紙政治部記者が苦笑いするように、退職金やボーナスを受け取らない意向を示した翔太郎氏だったが、TBS系『news23』で伝えられたのは「“親族として”今後も公邸に住む」ということ。 “無職”になる32歳の息子と、以後も税金で賄われる公邸で親子二人暮らしをするというのだ。この待遇にネットでは、《もしかして、親離れ、子離れ出来ない総理大臣?》《首相公邸は、一般人にとっては、異次元だから》 などと呆れる声が上がっているがーー。 2021年10月の総理大臣就任後、当時は事務所の公設秘書だった翔太郎氏と2人で公邸に移り住んだ岸田首相。有事の際にも首相官邸にすぐに向かえることから、政治的にも重要な役割を果たす、いわば国から充てがわれた“自宅”だ。父子で住み続けることに問題はないが「もちろん“自宅”ですから家族と同居することも可能で、首相を務める限りは翔太郎君と住み続けてもなんら問題はありません。ただ息子とはいえいい大人ですし、父子の選択肢のひとつ目が“そこ”なのかと(苦笑)。 おそらく事務所の私設秘書として雇うのでしょうが、お節介ながら今一度、身一つで生計を立てさせるなどの苦労をさせるべきかと。それこそ可愛い息子の将来を思うならば、そして国民のために汗水垂らして働ける政治家に育てたいのならば、ね」(前出・政治部記者) 異次元の少子化対策に取り組んでいる岸田首相だが、まずは“異次元”な親子関係を改めた方ががよさそうだ。
5月26日に『週刊文春』が報じた、翔太郎氏による首相公邸での忘年会騒ぎ。2022年末に親子で住む公邸に親族ら10人以上を招待して食事やお酒を楽しんだということだが、それ以上に問題視されたのが流出した写真。
赤じゅうたんが敷かれた階段に寝そべる男性や、新内閣発足を模した整列写真など、公邸内で“悪ふざけ”をするかのような公私混同ぶりに批判が集中。
2023年1月にも、秘書官に起用された直後の外遊先で公用車を乗り回したとして、公費の“私物化”疑惑が報じられただけに、翔太郎氏の秘書官としての“資質”が疑われたのは当然とも言えよう。
岸田家の長男として、4代目の世襲議員として地元を引き継ぐことを期待されている翔太郎氏。側で“帝王学”を学ばせるつもりが、さすがの岸田首相も醜聞続きの息子を庇いきれなかったということか。
「自身の任命責任を問われる、しかも世論に反しての身内の起用だっただけに、支持率低下を防ぐために息子を“切った”ように見える岸田さん。政権維持のためには手段を厭わない。
ですが、いくら“自宅”とはいえ、公職を辞した後も翔太郎君を公邸に住まわせるとは思わなかった。ここに岸田さんの本音がのぞきますね」
全国紙政治部記者が苦笑いするように、退職金やボーナスを受け取らない意向を示した翔太郎氏だったが、TBS系『news23』で伝えられたのは「“親族として”今後も公邸に住む」ということ。
“無職”になる32歳の息子と、以後も税金で賄われる公邸で親子二人暮らしをするというのだ。この待遇にネットでは、
《もしかして、親離れ、子離れ出来ない総理大臣?》《首相公邸は、一般人にとっては、異次元だから》
などと呆れる声が上がっているがーー。
2021年10月の総理大臣就任後、当時は事務所の公設秘書だった翔太郎氏と2人で公邸に移り住んだ岸田首相。有事の際にも首相官邸にすぐに向かえることから、政治的にも重要な役割を果たす、いわば国から充てがわれた“自宅”だ。
「もちろん“自宅”ですから家族と同居することも可能で、首相を務める限りは翔太郎君と住み続けてもなんら問題はありません。ただ息子とはいえいい大人ですし、父子の選択肢のひとつ目が“そこ”なのかと(苦笑)。
おそらく事務所の私設秘書として雇うのでしょうが、お節介ながら今一度、身一つで生計を立てさせるなどの苦労をさせるべきかと。それこそ可愛い息子の将来を思うならば、そして国民のために汗水垂らして働ける政治家に育てたいのならば、ね」(前出・政治部記者)
異次元の少子化対策に取り組んでいる岸田首相だが、まずは“異次元”な親子関係を改めた方ががよさそうだ。