マンションの空き部屋に現金を宅配便で送らせ、高齢女性から700万円ほどをだまし取ったとして、暴力団幹部の男らが逮捕されました。被害総額は11億円に上るとみられています。
指定暴力団極東会系組織の幹部・山本裕二容疑者(35)と不動産仲介会社社員の平山貴將容疑者(41)は、去年9月、70代の女性に「保険料を宅配便で郵送する必要がある」などと嘘の電話を掛け、現金690万円をだまし取った疑いが持たれています。
警視庁によりますと、物件の内見のために使用するシステムに平山容疑者がアクセスして空き部屋の情報を取得し、金の発送先として指定していたということです。
山本容疑者らによる被害はおととし11月からの1年ほどでおよそ140件、被害総額は11億円に上るとみられています。
山本容疑者の逮捕はこれで5回目です。