自身が住む県宿舎の共用倉庫から他人のバッグなどを盗んだとして窃盗罪で起訴された滋賀県警大津署交通2課の男性巡査、高塚玲音(れの)被告(24)について県警は1日、窃盗と住居侵入の疑いで追送検し、同日付で懲戒免職処分とした。
発表では、高塚被告は昨年6月~今年2月、大津署の更衣室で同僚の財布二つを盗んだほか、同僚が住む県宿舎の居室に侵入し、ジャケットやサングラスなど10点(計約1万8000円相当)を盗んだ疑い。
また県警は、同僚の警察官のクレジットカードを盗み、不正利用した男性巡査部長(30)を懲戒免職処分にし、大津市内で私用で車を運転中、自転車と衝突して相手にけがをさせ、通報せずに立ち去った男性巡査長(25)を減給1か月とした。巡査長は1日付で依願退職した。
県警は同日、巡査部長を詐欺、私電磁的記録不正作出・同供用などの容疑で、巡査長を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反容疑で、それぞれ書類送検した。