埼玉県熊谷市で2015年に住民6人が殺害された事件で、妻と2人の娘が犠牲になったのは県警が十分な情報提供を怠ったためだとして、遺族の加藤裕希さん(50)が県に約6400万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は27日、請求を棄却した1審・さいたま地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却する判決を言い渡した。