6月27日、母親に対する自殺幇助の疑いで逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)。5月18日の午前10時過ぎ、猿之助容疑者は東京・目黒区の自宅で、両親とともに倒れているところが発見された。母親の喜熨斗延子(きのしのぶこ)さん(75)は現場で死亡が確認され、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さんこと喜熨斗弘之(きのしひろゆき)さん(76)は搬送先の病院で死亡した。大手紙社会部記者はこう言う。
【写真34枚】逮捕された猿之助容疑者を乗せたとみられる車両。他、“遺書”を宛てたA氏とのツーショットや、グラサンにド派手なセットアップコーデの猿之助なども「両親の死因は向精神薬中毒で、猿之助さんも自殺を図ったとみられています。彼は任意の調べに対し、『死んで生まれ変わろうと家族で話し合って、両親が薬を飲んだ』という趣旨の説明をしていました。猿之助さんが自身の睡眠薬を両親に手渡したとみられていて、そのために、まず母親の自殺幇助という容疑での逮捕になったようです」 なぜ事件が起きてから1か月以上も経った今、逮捕となったのか。そのタイミングについて、梨園関係者はこう話す。「警察が歌舞伎の公演に“配慮”したと言われています。猿之助さんが自殺を図った日は、ちょうど東京・明治座で猿之助さん主演の歌舞伎の公演が行なわれていました。その日の夜の部は以前から猿之助さんが目を掛けていた萬屋の中村隼人さん(29)が代役を務め、昼の部はその翌々日から猿之助さんの従兄弟である香川照之さんの長男・市川團子さん(19)が代役を務めた。 5月28日にこの公演の千穐楽を迎えてすぐ、6月3日からは東京・東銀座の歌舞伎座で歌舞伎座新開場10周年『六月大歌舞伎』が始まりました。この昼の部の演目では、猿之助さんと香川照之さんが夫婦役を務めることで話題になっていたのですが、猿之助さんがあのような状態になってしまったため、中村壱太郎さん(32)が代役を務めていました。 この六月大歌舞伎が千穐楽を迎えたのが6月25日。事件が起きてから、猿之助さんが主演を務める予定だった公演が6月25日までほぼぶっ続けで行なわれていたのです。さすがに松竹側もすべてを休演にするわけにいかないので、代役を立てて対応しました。 そのような状態の中で猿之助さんの逮捕が報じられれば、混乱を招くことになる。事件が起きた当初は、明治座の公演を終えて出てきた観客や役者に取材が殺到したということもあった。警察はそのような事態を防ぐために、六月大歌舞伎の千穐楽を待ってから猿之助さんを逮捕したのではないかと言われています」 だが、突然の逮捕劇は梨園関係者らに衝撃をもたらしたという。「澤瀉屋一門が猿之助さんの逮捕を知ったのは、第一報が報じられてからなんです。本当に6月27日の朝まで何も知らなかった。むしろ一門の中では、1か月経っても何も事件の動きがなかったので、“猿之助さんは逮捕されずに済むのではないか”と楽観視する声もあったほど。それだけに今、一門は衝撃に包まれており、『ついに今後の澤瀉屋について真剣に考えなければいけなくなってしまった』と悲嘆する声が上がっています」(別の梨園関係者)※6月27日10時45分、市川猿之助容疑者が逮捕されたため、タイトルと本文を一部修正しました。【相談窓口】「日本いのちの電話」ナビダイヤル0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル0120-783-556(毎日午後4時~午後9時、毎月10日午前8時~翌日午前8時)
「両親の死因は向精神薬中毒で、猿之助さんも自殺を図ったとみられています。彼は任意の調べに対し、『死んで生まれ変わろうと家族で話し合って、両親が薬を飲んだ』という趣旨の説明をしていました。猿之助さんが自身の睡眠薬を両親に手渡したとみられていて、そのために、まず母親の自殺幇助という容疑での逮捕になったようです」
なぜ事件が起きてから1か月以上も経った今、逮捕となったのか。そのタイミングについて、梨園関係者はこう話す。
「警察が歌舞伎の公演に“配慮”したと言われています。猿之助さんが自殺を図った日は、ちょうど東京・明治座で猿之助さん主演の歌舞伎の公演が行なわれていました。その日の夜の部は以前から猿之助さんが目を掛けていた萬屋の中村隼人さん(29)が代役を務め、昼の部はその翌々日から猿之助さんの従兄弟である香川照之さんの長男・市川團子さん(19)が代役を務めた。
5月28日にこの公演の千穐楽を迎えてすぐ、6月3日からは東京・東銀座の歌舞伎座で歌舞伎座新開場10周年『六月大歌舞伎』が始まりました。この昼の部の演目では、猿之助さんと香川照之さんが夫婦役を務めることで話題になっていたのですが、猿之助さんがあのような状態になってしまったため、中村壱太郎さん(32)が代役を務めていました。
この六月大歌舞伎が千穐楽を迎えたのが6月25日。事件が起きてから、猿之助さんが主演を務める予定だった公演が6月25日までほぼぶっ続けで行なわれていたのです。さすがに松竹側もすべてを休演にするわけにいかないので、代役を立てて対応しました。
そのような状態の中で猿之助さんの逮捕が報じられれば、混乱を招くことになる。事件が起きた当初は、明治座の公演を終えて出てきた観客や役者に取材が殺到したということもあった。警察はそのような事態を防ぐために、六月大歌舞伎の千穐楽を待ってから猿之助さんを逮捕したのではないかと言われています」
だが、突然の逮捕劇は梨園関係者らに衝撃をもたらしたという。
「澤瀉屋一門が猿之助さんの逮捕を知ったのは、第一報が報じられてからなんです。本当に6月27日の朝まで何も知らなかった。むしろ一門の中では、1か月経っても何も事件の動きがなかったので、“猿之助さんは逮捕されずに済むのではないか”と楽観視する声もあったほど。それだけに今、一門は衝撃に包まれており、『ついに今後の澤瀉屋について真剣に考えなければいけなくなってしまった』と悲嘆する声が上がっています」(別の梨園関係者)
※6月27日10時45分、市川猿之助容疑者が逮捕されたため、タイトルと本文を一部修正しました。
【相談窓口】「日本いのちの電話」ナビダイヤル0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル0120-783-556(毎日午後4時~午後9時、毎月10日午前8時~翌日午前8時)