送検のため東京湾岸署を出るガーシー容疑者=6日午前9時1分
インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で芸能人らを脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕された元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)が、同サイトの配信で得た収入が1億円以上に上ることが6日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は同日、容疑者を送検した。
捜査関係者によると、容疑者は2021年12月に日本を出国。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点に22年2月から配信を始めた。捜査2課は収入目的で再生回数などを稼ぐため「暴露系」と呼ばれる過激な内容の発信を繰り返したとみている。同年夏に自身のチャンネルは停止された。
容疑者はその後も動画配信サイト「ツイキャス」や動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のほか、自身が開設した会費制のオンラインサロンでも発信を続けていた。
ユーチューブの運営側から計1億円以上が、容疑者の知人が実質的に経営する合同会社に振り込まれ、容疑者の親族の口座などに流れたという。
ガーシー容疑者