「ファイヤーばい!」「アルコールでビシャビシャにせやんけん!」“福岡バーベキュー炎上18歳死亡”「ハリビ」理事長の死を招く「ビシャビシャBBQ計画」とは… から続く
バーベキュー大会で4名の学生がやけどを負い、そのうち1人が死亡するという悲惨な事故を起こした福岡県柳川市のハリウッドワールド美容専門学校、通称「ハリビ」。
【画像】「ファイヤーばい!」不誠実対応が保護者説明会で問題視されたハリビの理事長と学園長夫婦
死亡事故を起こしてしまったことを受け、事故から3週間以上が経った6月17日「ハリビ」は保護者に向けた説明会を実施した。だが、満を持して開いたはずのこの説明会は、学校側の予想を超えて大いに荒れることになった――。
田園風景の中で目立つ校舎 文藝春秋
◆ ◆ ◆
「『ハリビ』はわざわざ県外から通ってくる生徒も多い人気の専門学校です。だから現地に足を運べない保護者のために、当初はオンラインでの中継も予定されていました」
と語るのは、地元のテレビ記者。
「マスコミに情報が洩れるのも織り込み済みで、保護者への説明を優先するつもりだったようですが、状況が変わったのが会合の前日16日。突如としてオンラインでの中継を取りやめると学校から通知がありました。決断の根拠はわかりませんが、我々が接触していた遠隔で参加するつもりだった保護者は、突然の中止の知らせに『身勝手すぎる』と怒っています」(同前)
開催前から保護者の不興を買った「ハリビ」だが、内部はもっとひどい有様だという。内部事情を知るAさんが漏らす。
「事故があって以降、生徒のケア、マスコミ対策、警察や県への協力など、現場の職員はさまざまな対応に追われ疲弊しきっています。ご存知のように『ハリビ』は理事長夫妻による独裁体制ですから、思い付きや心変わりでやることがコロコロ変わるのは日常茶飯事とはいえ、この1カ月の職員の心労は相当なものです」
「誰が情報を流してる?」渦巻く疑心暗鬼 幹部に振り回される現場職員の中には、休みを取る者、病院にかかる者まで現れている。「校内の雰囲気は最悪なんですが、それを知ってか知らずか、学園長は『明日が山場で、そこを乗り越えたら日常生活に戻れるから一致団結して頑張りましょう』と必死になって職員を鼓舞していました」(同前) ついてこられない職員や説明相手の保護者をシャットアウトした“保護者説明会”が強行されたのは17日13時。「ハリビ」を代表して保護者らの前に現れたのは理事長、副理事長、学園長、校長、弁護士の計5名だった。説明会に参加した関係者が語る。保護者会で幹部たちが露呈した“しどろもどろ”「予定では1時間程度の会合になるはずだったんですが、その程度で済む状況ではありませんでした。会の冒頭に理事長が『自分に責任がある』と辞任する意向を示したのですが、学校への不信感を持つ保護者は収まりません。結局、予定時間を大幅に超えました」「学校は事前に作成した“想定問答集”で保護者会を乗り切ろうと思っていたようですが甘かったですね」と言うのは前出のAさんだ。ヒートアップする保護者を前に、「ハリビ」の想定はみるみる破綻していった。「次々と投げかけられる保護者からの質問に、理事長以下『ハリビ』の関係者はしどろもどろになったようです。“カンペ”だけで乗り切る肚だったのに、予定は大きく狂い、会場裏手の職員があわてて議事録をとる羽目になったとか。とにかく会は大混乱だったそうです」(Aさん) 荒れに荒れた保護者説明会は、「ハリビ」の「疑惑」が明るみに出た際に最高潮を迎えた。「遺族の言葉」をでっちあげた?「亡くなった生徒の葬儀に参列なさったという方が質問された時です。学校から送られてきたメールについて遺族と会話したそうなんですが、全保護者に送られたメールを遺族だけが受け取っていなかったって言うんです」(参加した保護者) 報じられているように「ハリビ」は事故の状況、判明した事実について保護者宛にこれまで計6通のメールを送っている。「6通目のメールには遺族が学校に託したというメッセージが記されていました。それなのに、当の遺族がメールのことを知らなかった。『初めて知った』と驚いていたそうです。一体どういうことなんだと、『ハリビ』に説明を求める声が方々で上がりました」(同前) 保護者らの剣幕にあわてた学校側は「6通目のメールの遺族の確認はとっている」と答えたという。右往左往の対応に終始した保護者説明会は、予定の時間を大幅にオーバーし、3時間を超えたところで閉会した。「保護者の不信感もこれ以上ないくらい高まっていて、2回目の保護者会を求める声が後を絶ちません。生徒たちも動揺しています。美容師の国家試験を控える2年生の中にも、退学を希望する生徒が続出しています」(前出・Aさん) 大荒れの保護者会の焦点になった「メール」と「遺族のコメント」に関し、ハリビに問い合わせたところ、前回同様、学園長の古賀郁氏が取材に応じた。そんなことはありえません!――「遺族にのみ学校からのメールが送られていなかった」ことが保護者会で議論の的になったと聞いているが。「これはありえません。遺族の方ふくめ、すべての保護者の方にメールをお送りしています」――6通目のメールの「遺族コメント」は遺族の了承を取っていないのでは、という話も出たそうですね。「これはちょっと理解しがたい話です。遺族の方と直にお話もしていますし、メールの文面もご確認いただきました。こういうメールを保護者宛にお送りしようと思っておりますとご相談して、『はい。大丈夫です』というご承諾をいただいています」――では、保護者会でそういう話が出たのはどうしてですか?「それはわかりかねます。保護者会でご質問に立った方が何を思ってそういうお話をなさったのかはわかりませんが、ご質問のような事実はありません」 事故からひと月が過ぎた。すべては「ハリビ」への不信感が招いた事態ではないのか。(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
幹部に振り回される現場職員の中には、休みを取る者、病院にかかる者まで現れている。
「校内の雰囲気は最悪なんですが、それを知ってか知らずか、学園長は『明日が山場で、そこを乗り越えたら日常生活に戻れるから一致団結して頑張りましょう』と必死になって職員を鼓舞していました」(同前)
ついてこられない職員や説明相手の保護者をシャットアウトした“保護者説明会”が強行されたのは17日13時。「ハリビ」を代表して保護者らの前に現れたのは理事長、副理事長、学園長、校長、弁護士の計5名だった。説明会に参加した関係者が語る。保護者会で幹部たちが露呈した“しどろもどろ”「予定では1時間程度の会合になるはずだったんですが、その程度で済む状況ではありませんでした。会の冒頭に理事長が『自分に責任がある』と辞任する意向を示したのですが、学校への不信感を持つ保護者は収まりません。結局、予定時間を大幅に超えました」「学校は事前に作成した“想定問答集”で保護者会を乗り切ろうと思っていたようですが甘かったですね」と言うのは前出のAさんだ。ヒートアップする保護者を前に、「ハリビ」の想定はみるみる破綻していった。「次々と投げかけられる保護者からの質問に、理事長以下『ハリビ』の関係者はしどろもどろになったようです。“カンペ”だけで乗り切る肚だったのに、予定は大きく狂い、会場裏手の職員があわてて議事録をとる羽目になったとか。とにかく会は大混乱だったそうです」(Aさん) 荒れに荒れた保護者説明会は、「ハリビ」の「疑惑」が明るみに出た際に最高潮を迎えた。「遺族の言葉」をでっちあげた?「亡くなった生徒の葬儀に参列なさったという方が質問された時です。学校から送られてきたメールについて遺族と会話したそうなんですが、全保護者に送られたメールを遺族だけが受け取っていなかったって言うんです」(参加した保護者) 報じられているように「ハリビ」は事故の状況、判明した事実について保護者宛にこれまで計6通のメールを送っている。「6通目のメールには遺族が学校に託したというメッセージが記されていました。それなのに、当の遺族がメールのことを知らなかった。『初めて知った』と驚いていたそうです。一体どういうことなんだと、『ハリビ』に説明を求める声が方々で上がりました」(同前) 保護者らの剣幕にあわてた学校側は「6通目のメールの遺族の確認はとっている」と答えたという。右往左往の対応に終始した保護者説明会は、予定の時間を大幅にオーバーし、3時間を超えたところで閉会した。「保護者の不信感もこれ以上ないくらい高まっていて、2回目の保護者会を求める声が後を絶ちません。生徒たちも動揺しています。美容師の国家試験を控える2年生の中にも、退学を希望する生徒が続出しています」(前出・Aさん) 大荒れの保護者会の焦点になった「メール」と「遺族のコメント」に関し、ハリビに問い合わせたところ、前回同様、学園長の古賀郁氏が取材に応じた。そんなことはありえません!――「遺族にのみ学校からのメールが送られていなかった」ことが保護者会で議論の的になったと聞いているが。「これはありえません。遺族の方ふくめ、すべての保護者の方にメールをお送りしています」――6通目のメールの「遺族コメント」は遺族の了承を取っていないのでは、という話も出たそうですね。「これはちょっと理解しがたい話です。遺族の方と直にお話もしていますし、メールの文面もご確認いただきました。こういうメールを保護者宛にお送りしようと思っておりますとご相談して、『はい。大丈夫です』というご承諾をいただいています」――では、保護者会でそういう話が出たのはどうしてですか?「それはわかりかねます。保護者会でご質問に立った方が何を思ってそういうお話をなさったのかはわかりませんが、ご質問のような事実はありません」 事故からひと月が過ぎた。すべては「ハリビ」への不信感が招いた事態ではないのか。(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
ついてこられない職員や説明相手の保護者をシャットアウトした“保護者説明会”が強行されたのは17日13時。「ハリビ」を代表して保護者らの前に現れたのは理事長、副理事長、学園長、校長、弁護士の計5名だった。説明会に参加した関係者が語る。
「予定では1時間程度の会合になるはずだったんですが、その程度で済む状況ではありませんでした。会の冒頭に理事長が『自分に責任がある』と辞任する意向を示したのですが、学校への不信感を持つ保護者は収まりません。結局、予定時間を大幅に超えました」
「学校は事前に作成した“想定問答集”で保護者会を乗り切ろうと思っていたようですが甘かったですね」と言うのは前出のAさんだ。ヒートアップする保護者を前に、「ハリビ」の想定はみるみる破綻していった。「次々と投げかけられる保護者からの質問に、理事長以下『ハリビ』の関係者はしどろもどろになったようです。“カンペ”だけで乗り切る肚だったのに、予定は大きく狂い、会場裏手の職員があわてて議事録をとる羽目になったとか。とにかく会は大混乱だったそうです」(Aさん) 荒れに荒れた保護者説明会は、「ハリビ」の「疑惑」が明るみに出た際に最高潮を迎えた。「遺族の言葉」をでっちあげた?「亡くなった生徒の葬儀に参列なさったという方が質問された時です。学校から送られてきたメールについて遺族と会話したそうなんですが、全保護者に送られたメールを遺族だけが受け取っていなかったって言うんです」(参加した保護者) 報じられているように「ハリビ」は事故の状況、判明した事実について保護者宛にこれまで計6通のメールを送っている。「6通目のメールには遺族が学校に託したというメッセージが記されていました。それなのに、当の遺族がメールのことを知らなかった。『初めて知った』と驚いていたそうです。一体どういうことなんだと、『ハリビ』に説明を求める声が方々で上がりました」(同前) 保護者らの剣幕にあわてた学校側は「6通目のメールの遺族の確認はとっている」と答えたという。右往左往の対応に終始した保護者説明会は、予定の時間を大幅にオーバーし、3時間を超えたところで閉会した。「保護者の不信感もこれ以上ないくらい高まっていて、2回目の保護者会を求める声が後を絶ちません。生徒たちも動揺しています。美容師の国家試験を控える2年生の中にも、退学を希望する生徒が続出しています」(前出・Aさん) 大荒れの保護者会の焦点になった「メール」と「遺族のコメント」に関し、ハリビに問い合わせたところ、前回同様、学園長の古賀郁氏が取材に応じた。そんなことはありえません!――「遺族にのみ学校からのメールが送られていなかった」ことが保護者会で議論の的になったと聞いているが。「これはありえません。遺族の方ふくめ、すべての保護者の方にメールをお送りしています」――6通目のメールの「遺族コメント」は遺族の了承を取っていないのでは、という話も出たそうですね。「これはちょっと理解しがたい話です。遺族の方と直にお話もしていますし、メールの文面もご確認いただきました。こういうメールを保護者宛にお送りしようと思っておりますとご相談して、『はい。大丈夫です』というご承諾をいただいています」――では、保護者会でそういう話が出たのはどうしてですか?「それはわかりかねます。保護者会でご質問に立った方が何を思ってそういうお話をなさったのかはわかりませんが、ご質問のような事実はありません」 事故からひと月が過ぎた。すべては「ハリビ」への不信感が招いた事態ではないのか。(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
「学校は事前に作成した“想定問答集”で保護者会を乗り切ろうと思っていたようですが甘かったですね」と言うのは前出のAさんだ。ヒートアップする保護者を前に、「ハリビ」の想定はみるみる破綻していった。
「次々と投げかけられる保護者からの質問に、理事長以下『ハリビ』の関係者はしどろもどろになったようです。“カンペ”だけで乗り切る肚だったのに、予定は大きく狂い、会場裏手の職員があわてて議事録をとる羽目になったとか。とにかく会は大混乱だったそうです」(Aさん)
荒れに荒れた保護者説明会は、「ハリビ」の「疑惑」が明るみに出た際に最高潮を迎えた。
「遺族の言葉」をでっちあげた?「亡くなった生徒の葬儀に参列なさったという方が質問された時です。学校から送られてきたメールについて遺族と会話したそうなんですが、全保護者に送られたメールを遺族だけが受け取っていなかったって言うんです」(参加した保護者) 報じられているように「ハリビ」は事故の状況、判明した事実について保護者宛にこれまで計6通のメールを送っている。「6通目のメールには遺族が学校に託したというメッセージが記されていました。それなのに、当の遺族がメールのことを知らなかった。『初めて知った』と驚いていたそうです。一体どういうことなんだと、『ハリビ』に説明を求める声が方々で上がりました」(同前) 保護者らの剣幕にあわてた学校側は「6通目のメールの遺族の確認はとっている」と答えたという。右往左往の対応に終始した保護者説明会は、予定の時間を大幅にオーバーし、3時間を超えたところで閉会した。「保護者の不信感もこれ以上ないくらい高まっていて、2回目の保護者会を求める声が後を絶ちません。生徒たちも動揺しています。美容師の国家試験を控える2年生の中にも、退学を希望する生徒が続出しています」(前出・Aさん) 大荒れの保護者会の焦点になった「メール」と「遺族のコメント」に関し、ハリビに問い合わせたところ、前回同様、学園長の古賀郁氏が取材に応じた。そんなことはありえません!――「遺族にのみ学校からのメールが送られていなかった」ことが保護者会で議論の的になったと聞いているが。「これはありえません。遺族の方ふくめ、すべての保護者の方にメールをお送りしています」――6通目のメールの「遺族コメント」は遺族の了承を取っていないのでは、という話も出たそうですね。「これはちょっと理解しがたい話です。遺族の方と直にお話もしていますし、メールの文面もご確認いただきました。こういうメールを保護者宛にお送りしようと思っておりますとご相談して、『はい。大丈夫です』というご承諾をいただいています」――では、保護者会でそういう話が出たのはどうしてですか?「それはわかりかねます。保護者会でご質問に立った方が何を思ってそういうお話をなさったのかはわかりませんが、ご質問のような事実はありません」 事故からひと月が過ぎた。すべては「ハリビ」への不信感が招いた事態ではないのか。(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
「亡くなった生徒の葬儀に参列なさったという方が質問された時です。学校から送られてきたメールについて遺族と会話したそうなんですが、全保護者に送られたメールを遺族だけが受け取っていなかったって言うんです」(参加した保護者)
報じられているように「ハリビ」は事故の状況、判明した事実について保護者宛にこれまで計6通のメールを送っている。「6通目のメールには遺族が学校に託したというメッセージが記されていました。それなのに、当の遺族がメールのことを知らなかった。『初めて知った』と驚いていたそうです。一体どういうことなんだと、『ハリビ』に説明を求める声が方々で上がりました」(同前) 保護者らの剣幕にあわてた学校側は「6通目のメールの遺族の確認はとっている」と答えたという。右往左往の対応に終始した保護者説明会は、予定の時間を大幅にオーバーし、3時間を超えたところで閉会した。「保護者の不信感もこれ以上ないくらい高まっていて、2回目の保護者会を求める声が後を絶ちません。生徒たちも動揺しています。美容師の国家試験を控える2年生の中にも、退学を希望する生徒が続出しています」(前出・Aさん) 大荒れの保護者会の焦点になった「メール」と「遺族のコメント」に関し、ハリビに問い合わせたところ、前回同様、学園長の古賀郁氏が取材に応じた。そんなことはありえません!――「遺族にのみ学校からのメールが送られていなかった」ことが保護者会で議論の的になったと聞いているが。「これはありえません。遺族の方ふくめ、すべての保護者の方にメールをお送りしています」――6通目のメールの「遺族コメント」は遺族の了承を取っていないのでは、という話も出たそうですね。「これはちょっと理解しがたい話です。遺族の方と直にお話もしていますし、メールの文面もご確認いただきました。こういうメールを保護者宛にお送りしようと思っておりますとご相談して、『はい。大丈夫です』というご承諾をいただいています」――では、保護者会でそういう話が出たのはどうしてですか?「それはわかりかねます。保護者会でご質問に立った方が何を思ってそういうお話をなさったのかはわかりませんが、ご質問のような事実はありません」 事故からひと月が過ぎた。すべては「ハリビ」への不信感が招いた事態ではないのか。(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
報じられているように「ハリビ」は事故の状況、判明した事実について保護者宛にこれまで計6通のメールを送っている。
「6通目のメールには遺族が学校に託したというメッセージが記されていました。それなのに、当の遺族がメールのことを知らなかった。『初めて知った』と驚いていたそうです。一体どういうことなんだと、『ハリビ』に説明を求める声が方々で上がりました」(同前)
保護者らの剣幕にあわてた学校側は「6通目のメールの遺族の確認はとっている」と答えたという。右往左往の対応に終始した保護者説明会は、予定の時間を大幅にオーバーし、3時間を超えたところで閉会した。
「保護者の不信感もこれ以上ないくらい高まっていて、2回目の保護者会を求める声が後を絶ちません。生徒たちも動揺しています。美容師の国家試験を控える2年生の中にも、退学を希望する生徒が続出しています」(前出・Aさん) 大荒れの保護者会の焦点になった「メール」と「遺族のコメント」に関し、ハリビに問い合わせたところ、前回同様、学園長の古賀郁氏が取材に応じた。そんなことはありえません!――「遺族にのみ学校からのメールが送られていなかった」ことが保護者会で議論の的になったと聞いているが。「これはありえません。遺族の方ふくめ、すべての保護者の方にメールをお送りしています」――6通目のメールの「遺族コメント」は遺族の了承を取っていないのでは、という話も出たそうですね。「これはちょっと理解しがたい話です。遺族の方と直にお話もしていますし、メールの文面もご確認いただきました。こういうメールを保護者宛にお送りしようと思っておりますとご相談して、『はい。大丈夫です』というご承諾をいただいています」――では、保護者会でそういう話が出たのはどうしてですか?「それはわかりかねます。保護者会でご質問に立った方が何を思ってそういうお話をなさったのかはわかりませんが、ご質問のような事実はありません」 事故からひと月が過ぎた。すべては「ハリビ」への不信感が招いた事態ではないのか。(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
「保護者の不信感もこれ以上ないくらい高まっていて、2回目の保護者会を求める声が後を絶ちません。生徒たちも動揺しています。美容師の国家試験を控える2年生の中にも、退学を希望する生徒が続出しています」(前出・Aさん)
大荒れの保護者会の焦点になった「メール」と「遺族のコメント」に関し、ハリビに問い合わせたところ、前回同様、学園長の古賀郁氏が取材に応じた。
――「遺族にのみ学校からのメールが送られていなかった」ことが保護者会で議論の的になったと聞いているが。
「これはありえません。遺族の方ふくめ、すべての保護者の方にメールをお送りしています」
――6通目のメールの「遺族コメント」は遺族の了承を取っていないのでは、という話も出たそうですね。
「これはちょっと理解しがたい話です。遺族の方と直にお話もしていますし、メールの文面もご確認いただきました。こういうメールを保護者宛にお送りしようと思っておりますとご相談して、『はい。大丈夫です』というご承諾をいただいています」
――では、保護者会でそういう話が出たのはどうしてですか?
「それはわかりかねます。保護者会でご質問に立った方が何を思ってそういうお話をなさったのかはわかりませんが、ご質問のような事実はありません」
事故からひと月が過ぎた。すべては「ハリビ」への不信感が招いた事態ではないのか。
(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))