兵庫県丹波篠山市の下水道で今月25日、乳児の遺体が見つかった事件をめぐり、兵庫県警篠山署は28日、死体遺棄容疑でベトナム国籍の会社員、チャン・トゥ・フォン容疑者(21)=同県丹波篠山市真南条上=を逮捕した。
同署によると「怖くて怖くて、こんなことをしてしまいました」などと供述し、容疑を認めているという。
逮捕容疑は今月18日午前10時半ごろから19日午前8時25分ごろまでの間、乳児の遺体を何らかの方法で遺棄したとしている。
同署によると、遺体は男児。チャン容疑者の実子で、死産だったとみられる。25日午後、下水道の点検作業をしていた業者が浮いている乳児の遺体を発見し、事件が発覚した。周辺の聞き込みなどから、チャン容疑者の犯行が浮上したという。
チャン容疑者は昨年10月、技能実習生として入国。同署は遺棄した場所や動機、経緯などについて詳しく調べを進めていく。